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パワハラだけが問題じゃない!? TKO木下が咎められていた“怪しい社長人脈”

TKO・木下隆之

 後輩へのパワハラで活動を自粛後、29年所属した松竹芸能を退所したお笑いコンビTKO・木下隆之。記録的低評価がついたYouTubeへアップした謝罪動画や『ワイドナショー』(フジテレビ系)でもパワハラの事実を認めた上で釈明しており、退所の理由について” 自分の悪いイメージで後輩や事務所に迷惑をかけてはいけない”と判断したと語っている。

 実際、前述の謝罪動画のコメント欄は、視聴者からの罵詈雑言や木下から過去に受けたという告発の書き込みが並び、7日に放送された『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)では元後輩のさらば青春の光・森田哲矢から「(木下は)退所じゃなくてクビや」「あんなの使い物になるか」と放言されるなど、悪評が噴出。その意味では、木下の判断は間違ってなかったと言えるだろう。

「松竹内でもかなり嫌われていて、木下に付いていこうという後輩は皆無。六本木で大暴れしているのを見たことがあるので、その時は悪い噂は本当だったんだと思いましたよ」(テレビ局関係者)

 このような悪い部分を知ってか、コンプライアンスを重視するテレビ局やCM制作の現場では木下を起用しようとする声はまったくというほど聞こえてこないそうだ。それゆえに木下も焦りを感じており、パワハラについて積極的に謝罪し、さらに『ワイドナショー』で松本人志の力を借りてでもして釈明をアピールしたかったのだろう。

 お笑い界で聞き取りを行ってみても、木下について良い話は一切出てこない。その代わり、「先輩には媚びを売るのがうまかった」という答えは何度も返ってきた。

「木下さんは”上”に媚びを売るのが上手いことで有名ですが、その”上”というのは、なにも芸人や関係者だけじゃないんです。芸人に随所で接触してくる、何をして儲けているかもわからない“社長”と呼ばれるような人たちからも、大変可愛がられていたんです」(芸能プロ関係者)

 吉本興業に激震をもたらした「闇営業」の一件では、元カラテカの入江慎也氏による”社長”と呼ばれるような人々との人脈がその発端となっている。

「木下はそうした夜の街での付き合いも、松竹からは問題視されていたようです。芸能事務所にとっては闇営業の一件もあるから慎重になるのは当然。もちろん全部がダメというわけではなく、問題になりそうな“社長”との関係を断てと、何度注意しても木下さんは言うことを聞かなかったそうで。松竹も、木下の謎の人脈にはかなり手を焼いていたようです」(同)

 ちなみに木下本人がディレクターを務めている服飾ブランド「Bucca44」は、WEGOの創業者である中澤征史氏からのオファーを受けて始まったもの。全国に店舗を構えるまでに成長していたようだが、そうしたまともな副業の反面、”有象無象”の怪しい社長たちとの関係は絶えなかったようだ。

 松竹という大きな事務所の傘が外れてしまった状況で木下は、怪しい人脈を一掃できるのか。芸人としての再起はほど遠い印象しかない。

黒崎さとし(編集者・ライター)

1983年、茨城県生まれ。ライター・編集者。普段は某エンタメ企業に勤務してます。

Twitter:@kurosakisatoshi

くろさきさとし

最終更新:2020/04/13 12:00
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