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後藤との立場逆転も!? フット岩尾、『バイキング』のリモート出演で評価急上昇

吉本興業公式サイトより

 新型コロナウイルスの影響で、テレビ番組の制作現場は一変。スタジオに登場する出演者は削減され、リモート出演となるケースも増加している。そんななか、にわかに評価を上げているのが、フットボールアワーの岩尾望だ。

 岩尾はフジテレビ系『バイキング』の木曜日に、フットボールアワーとして相方の後藤輝基と2人でレギュラー出演中。最近は、スタジオ外からリモート出演することが多い。

「これまでも『バイキング』での岩尾さんは、時事問題に対して必ず1つ以上のボケを入れつつコメントするとして、高く評価されていました。しかし、スピーディーな展開の通常生放送では、岩尾さんに回ってくる時間も短いし、MCの坂上さんや相方・後藤さんからのプレッシャーもあり、コメントが途中で遮られるようなこともあったんです。

 それが、リモート出演となったことで、“トークの回し”がゆっくりになり、岩尾さんがしっかり話せるようになった。その結果、岩尾さんのコメント力が存分に発揮されているんです。岩尾さんがうまいコメントをすると、坂上さんも上機嫌になっています」(テレビ局関係者)

 その一方で、後藤のほうはコロナがネガティブに影響しているという。

「ツッコミの芸人はやはり“間”が命ですからね。リモート出演になるとタイムラグもあるし、スタジオとの空気の違いもあって、間が悪くなる。そういう意味で後藤さんは今、少々使いづらい芸人になっています。『バイキング』もコロナ以降出演者を減らしていて、後藤さんはあまり出ていない。アドリブで空気を支配する後藤さんのような芸人よりも、ゆったりとした雰囲気で深みのあるうまいコメントができる岩尾さんのような芸人のほうが重宝されるようになった感じがあります」(同)

 岩尾同様に『バイキング』で評価を上げているのは、アンガールズ・田中卓志だ。バラエティー番組関係者はこう話す。

「もともと、田中さんはワイドショーでのコメント力が高いといわれていましたが、リモートでの落ち着いた雰囲気がより高評価につながっています。コメントもセンスのあるボケを含ませるタイプというよりも、視聴者と同じ目線の素朴なものが多く、だからこそのフラットな意見が共感を呼びやすい。コロナ後のバラエティーで、より一層活躍しそうな気がします」(同)

 押しの強い芸人ではなく、一歩引いた芸人たちが活躍する時代になるかもしれない。

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最終更新:2020/06/11 10:00
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