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セグウェイ生産停止はジャッキー・チェンのせい!?「デス広告塔」伝説に香港人は「ジャッキーが擁護する中国もそろそろ……」と期待感

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セグウェイのイメージキャラクターを務めていたジャッキー・チェン(「ezone」より)

 立ち乗り式電動二輪車「セグウェイ」の生産が7月15日に終了することが明らかになった。ネットでは惜しむ声が多く寄せられているが、香港では意外な人物に注目が集まっている。

 それは香港が産んだスーパースター、ジャッキー・チェンだ。

 実はジャッキーには「デス広告塔」という不名誉な称号がある。これまで数々の商品の広告塔を務めてきたジャッキーだが、その商品や会社が不幸に見舞われるケースが多発しているのだ。

 ファミコンもどきの中国産ゲーム機「小霸王」は、ジャッキーがイメージキャラクター就任直後に倒産。1998年にCM出演していた食品メーカー「汾煌食品」の中国産コーラ「汾煌可楽」も、2001年頃には市場から消えている。また、長年広告塔を務めた三菱自動車は、軽自動車の燃費偽装問題をきっかけに日産自動車が筆頭株主になっている。といったように枚挙にいとまがないが、冒頭で述べたセグウェイもそのひとつだというのだ。

「ezone」(6月29日付)などによると、ジャッキーは2008年にセグウェイの広告塔を務めると共に、中国地区での代理販売にもかかわっていたという。セグウェイは、2015年には小米科技(シャオミ)の子会社Ninebotに買収されたが、デス広告塔の強力な呪いは回避できなかったようだ。

 そんなジャッキーに対し、ネット上では「いつ中共の広告塔をやってくれるの?」「ジャッキー・チェンは中国人の広告塔」などといったいじりコメントが香港人から多く寄せられた。

 中国人民政治協商会議委員を務める親中派のジャッキーは、すっかり香港人の敵となり、「香港国家安全維持法」の導入を支持したことでも批判を浴びているが、彼らにとって、ジャッキーが正式に中国共産党の広告塔を務め、デス広告の呪いが発動されることは切実な願いのようだ。

中山介石(ライター)

1970年、神奈川県横浜市生まれ。日本の食材をハンドキャリーで中国に運ぶ傍ら、副業として翻訳・ライター業に従事している。

なかやまかいすけ

最終更新:2020/07/13 11:00
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