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「1万年に一度の大洪水でも問題なし」の中国三峡ダムが決壊危機! 下流域6億人の安全は!?

濁流に飲み込まれた重慶市内の様子(寧波網より)

 中国内陸部では6月に入ってから集中豪雨が続き、各地で洪水が巻き起こっている。ナイル川、アマゾン川に次いで世界で3番目に長い長江沿いにある大都市・重慶では、80年ぶりの大洪水が起こっており、大きな被害をもたらしている。

 心配なのはそれだけではない。重慶のさらに下流、湖北省にある世界最大の水力発電ダム・三峡ダムの水位が、この豪雨の影響で上昇しており、決壊の危機に瀕しているのだ。

 実は、今からちょうど1年前、三峡ダムを撮影したグーグルマップの2009年と18年の衛星写真を比較した専門家が、ダムの基礎部分の数カ所が湾曲していることを指摘。ダムが崩壊する可能性に言及していた。

 三峡ダムは、長江の洪水抑制や電力供給、水運改善を目的に1993年に着工され、16年もの時を経て09年に完成。ダムの貯水池は全長約660kmにも及び、日本最大の総貯水容量を持つ岐阜県の徳山ダムが6億6,000万立方メートルであるのに対し、三峡ダムはなんと393億立方メートルというから、ケタ違いの大きさである。

 そのため、安全性に対する不安が着工前から指摘されていたが、中国政府は「まったく問題ない」と主張。03年には国営メディアが「三峡ダムは守りが非常に堅固で、1万年に一度の洪水にも耐えられる」と、自称5,000年の中国の歴史(考古学的に立証されているのは3,600年くらい)をも超えるような大言壮語を披露した。

 ところが、それから4年後の07年には「1,000年に一度の洪水も防げる」と、いきなり10分の1にトーンダウン。さらに、その舌の根も乾かぬ1年後の08年には「100年に一度の特大洪水も食い止める」と、だんだんと弱気になってきている。

 今回の洪水は80年ぶりの大きなものだが、もし本当に決壊でもしたら、ダムの下流には武漢、南京、上海といった大きな都市が点在し、そこには6億人近くの民が暮らしているだけに、人的物的な被害だけではなく、経済にも大打撃を与える。

 そうなれば日本も影響を受けることは確実で、ひとごととして見ているわけにはいかないだろう。

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最終更新:2020/06/30 15:00
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