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コロナ禍でバイト切りされた男子大学生がハマる「ママ活」の実態! 実際に“ママ”になってみた

コロナ禍でバイト切りされた男子大学生がハマる「ママ活」の実態! 実際にママになってみたの画像1
写真はイメージ(Getty Images)

 今年に入ってから新型コロナウイルスの影響か、アルバイトを切られるなど経済的に困窮した学生の間で「ママ活」が流行りつつあるという。

 男性が年の離れた若い女性とお茶や食事を共にすることで対価を支払う「パパ活」(肉体関係までいくと、援助交際というか実質個人売春なわけだが)という言葉は、メディアなどで喧伝されたりドラマの題材にされるなど、全国的に知られることになった。

 一方、認知度は低いが、女性が男性に対価を支払うのが「ママ活」だ。お茶や食事で3000~5000円。それ以上の肉体関係を伴うものになると、1万5000~2万円程度が相場とも言われているが、上限はパパ活同様キリがない。

 2018年には、ツイッターを通じて「ママ」を募集しようとした未成年男子(17歳)が補導されたケースがあったように、パパ活ほどではないが、都市部の男子学生を中心に広まっているようだ。

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試しにTwitterアカウントを作成してみたところ、このようなダイレクトメールが届いた

 そこで今回は、筆者が実際にママ活に挑み、そこで出会った男性の本音に迫っていこうと思う。

「ママ活」アプリに登録! すぐに「いいね」がつきまくる

 ママ活専用SNSアプリというのが、すでに存在する。大抵「大人の女性との恋活を応援」的な、ママ活をオブラートに包んだテキストが躍っているが、今回選んだアプリでは男性は大学のメールアドレスを登録することにより、大学名をプロフィールに掲載することができる。つまり、「高学歴男子を年上女性が応援する」というコンセプトだ。

 パパ活アプリにありがちな「夢に向かって頑張る女子を年上男性が応援する」といったぼんやりしたうたい文句と比べると、男性は「応援される側」になっても、看板が必要なのかもしれない。

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自撮りの中で一番「ママ」っぽそうな写真を選びました!

 さっそく筆者もアプリに登録したところ、最初に「年齢」と「職業」の入力を求められた。試しに某有名パパ活アプリで男性として登録してみると、最初に求められるのは「年齢」に加えて「年収」「身長」だった。なお、どちらも後から詳しくプロフィールを追記することはできるので、最初に重要視される部分の差に、ジェンダーの非対称性を感じた。

 登録を済ませてすぐに、男性側からの「イイネ」が多数つきはじめる(業者アカウントの可能性も大いにあるが、男女比が偏っており女性にとっては買い手市場である可能性も高いと見た)。

 イイネリストには、美肌アプリで加工された小綺麗な男性の自撮り写真と共に、東京大学、慶應義塾大学、早稲田大学と、錚々たる学校名が並んでおり、意外なところでは防衛大学校の者もいた(防大は給料出るでしょ……)。

 男性陣のプロフィールの文言は「年上女性との出会いが欲しいです」「社会勉強のために登録しました!」といったものから、「ぶっちゃけママ活募集してます!」までさまざまだ。そんな数多のプロフィール投稿の中で、「コロナでバイト切られて困ってます」という、Kさん(21歳)にコンタクトをとってみた。

 ほどなくして、挨拶と共に「どうしてこのアプリを始めたんですか?」というメッセージが返ってきた。相手も詐欺やいたずらを警戒しているのだろうか。自分はライターであり、取材をさせてほしい旨を伝えると、快諾してもらえた。

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