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つまらない台本を俳優陣が修正? 『半沢直樹』のアドリブ暴露で脚本家が“公開処刑”

『半沢直樹』(TBS公式サイトより)

 脚本家は複雑な思いで放送を観ていた!?

 ドラマ『半沢直樹』(TBS系)第8話がコロナ禍で放送延期になったことを受け、9月6日に急きょ組まれた特番が『生放送!!半沢直樹の恩返し』だった。主演の堺雅人をはじめ、香川照之、及川光博、片岡愛之助ら主要キャストが出演し、撮影の裏話を披露。視聴率も22.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録し、ドラマファンは大満足だったようだ。

「番組では、第2話で話題となった大和田(香川)が首を掻き切りながら言う『お・し・ま・い・DEATH!』のセリフが、香川考案のアドリブだったことが判明。前作のラストシーンで土下座を食らって以来の半沢(堺)との再会だったことから、台本では『君はもうおしまいです、半沢君』とだけあったのを『それを言うだけでは足りなかった』と、香川が付け足したそう」(テレビ誌ライター)

 さらに、第7話で曾根崎(佃典彦)を挟んで半沢と大和田が「さァ!」「さァ!」と両側から追い詰めていく掛け合いのシーンは、もともと大和田一人のセリフだったのが、こちらも香川と堺が現場で掛け合いのアドリブに変換。ほかにも、香川の「銀・行・沈・没!」のシーンの“没”で大和田が椅子に座ったのも堺のアイデアで、渡真利(及川)の「ファイト!」や黒崎(片岡)の「直樹」も台本にはなかったことが明かされた。

「今作は脚本家が谷津弘幸氏から丑尾健太郎氏に変更になっています。その丑尾氏は、伝説の爆死ドラマ『HEAT』(フジテレビ系)を担当したほか、TBS日曜劇場でも『小さな巨人』『ブラックペアン』など“小ヒットメーカー”だったことから不安視されたものでした。

 それがフタを開ければ、前作ほどの社会現象とはいかないまでも、全話で平均視聴率22%超えを果たしていることで、見直される声が続出。しかし、『恩返し』では、“台本には〇〇とあったが”とのフレーズが多く聞かれ、視聴者はつまらない脚本を俳優陣たちの力で面白く作り直したとの印象を受けたようです」(前出・テレビ誌ライター)

 毎週、ネットニュースで取り上げられる「印象的なフレーズ」が、どれも自分が書いたものではないことで、丑尾氏は「公開処刑」されている感覚でいたかもしれない。

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最終更新:2020/09/10 18:00
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