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「JJ」が月刊発行を終了、ネット上では「あのアイドルのゴリ押し」がアダに…?

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「JJ」公式サイトより(光文社)

「ViVi」(講談社)「Ray」(主婦の友社)「CanCam」(小学館)と共に「赤文字系」と言われ、女性たちのファッションバイブルとして流行を発信してきた『JJ』(光文社)が、12月23日発売号をもって月刊発行を終了。今後は不定期で刊行することが発表された。

「75年に刊行された『JJ』は、08年には26万部あった発行部数が直近では4万部台にまで落ち込んでいました。実売はさらにその半分程度。頼みの広告収入も新型コロナの影響で激減、その流れは今後も続くでしょう。また、WEB版のPV数も『ViVi』『CanCam』の3分の一程度で、紙の赤字をカバーできるほどではない。版元の光文社は2年前に所有していた池袋にあったビルを売却しており、経営状態が芳しくないこともうかがえます。こうした状況から、事実上の休刊に踏み切らざるをえなかったのでしょう」(出版関係者)

 ネット上では「プロのモデルさん全盛期に雑誌に憧れてずっと買ってたけど、いつからか読者モデルが増えて、急に見なくなったなぁ」「今はSNSで見られるようになったから余計に雑誌に価値がなくなったのかも」と、時代の流れを感じた人が多いようだ。

 一方で、目立っていたのが「アイドルの起用」についての否定的な意見だ。

「『JJ』といえば、これまで滝沢カレン、Niki(丹羽仁希)、藤井夏恋、加藤夏希、黒木メイサ、畑野ひろ子らが『JJモデル』として人気を博してきました。彼女たちは女性たちにとっても“高嶺の花”でしたが、現在は乃木坂46・樋口日奈、櫻坂46・土生瑞穂、日向坂46・高本彩花が専属モデルとして起用されています。坂道人気に便乗したのはわからなくもありませんが、同じくかつて坂道メンバーを起用し、9月に復刊した『LARME』(徳間書店)がアンケートを募ったところ、投稿が多かったのは私立恵比寿中学・中山莉子、BEYOOOOONDS・里吉うたの、アンジュルム・上國料萌衣、ZOC・西井万理那といった“非秋元系”アイドルグループの面々だったそうです。アイドル界の勢力図も変わってきているようで、編集者の先見がモノを言うのかもしれません」(女性誌ライター)

 ますます環境が厳しくなるなか、ブランディングにこだわった雑誌だけが生き残れるのかもしれない。

最終更新:2020/10/26 15:00
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