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菅首相のNHK“事実上国営放送化”でメディア掌握を完成か?

JJまさかの月刊誌撤退

 ここで出版界の話題を紹介しよう。

 光文社の看板雑誌である『JJ』という女性誌が月刊誌から撤退する。

「光文社は、女性向けファッション雑誌『JJ』について12月23日発売の2021年2月号で月刊発行をやめ、不定期刊行にする。公式サイトで発表した。同誌は1975年創刊。今後はサイトやSNSでの発信は続け、企画によっては紙の雑誌を発行するという。『ターゲットとなる20代を取り巻く環境、ライフスタイルが大きく様変わりした』と説明している」(朝日新聞DIGITAL10月25日 5時00分)

 光文社は講談社の姉妹会社だが、女性誌、ファッション誌が中心で、マンガを出していないことが、ここへきて収益の急激な悪化になってしまった。

 『鬼滅の刃』がバカ当たりしている集英社は、第79期(19年6月~20年5月)決算が売上高、1529億円、前年比14.7%増加して、経常利益は300億円、当期純利益は200億円超だという。

 一方の光文社は売上高が約185億円で前年比9%の減少。経常損失が約14億円だそうである。

 いまや講談社、小学館、集英社はマンガ出版社である。マンガがないか、主力ではない新潮社、文藝春秋などは苦しいはずだ。

 マンガばかりに力を入れる出版の在り方には、私などは反発を覚えるが、しょせん負け犬の遠吠えでしかない。

 そういえば、上の人間の編集部への介入が問題になっている週刊現代で、何人かが出社拒否になっているという話は以前触れた。

 その現代で、突然、締め切り日、全員に数千円もする豪華な夜食を配るようになったと聞く。

 威嚇の次は懐柔か。菅義偉みたいだな。

 さて、日に日に存在感が薄れつつある小泉進次郎だが、昨年改正された動物愛護法に基づいて、彼の環境省が進めている「数値規制」が、きわめて評判が悪いと新潮が報じている。

 これは来年6月から施行されることになるそうだが、中でも、「業者の飼育頭数に上限を設け、繁殖用の犬は従業員一人につき15頭、猫は25頭までで、販売する犬は一人につき20頭、猫は30頭までという数値規制にあるようだ。

 これだと価格が倍増する、繁殖制限は6歳までという制限があるので、7歳を超えた繁殖犬は手放さざるを得ないなどで、業者は廃業に追い込まれ、13万頭の犬が路頭に迷い、殺処分されるというのである。

 ブリーダーたちの声が正しいかどうか、私には判断しかねるが、小泉はまさか、動物好きの妻・滝クリの意見だけ聞いて決めたんじゃあるまいな。

 ところで、またまた的中した。日曜日に行われた競馬のGⅠ「菊花賞」のことだ。

 某ネットで予想したのは、コントレイル頭からの馬単流し。2着アリストテレス、3着サトノフラッグが来て、馬単1010円、3連単を買っていれば8740円。

 配当は少ないが、レースは素晴らしかった。改めてだが、ルメールという騎手はすごいと思った。

 ゲートを出てから、コントレイルの外に馬を合わせ、コントレイルにプレッシャーをかけ続けた。

 福永も勝利騎手インタビューでいっていたが、あれで馬がエキサイトしてしまったそうだ。馬の状態も良かったのだろうが、自信を持って騎乗していたのはルメールのほうだった。

 直線に入って、福永が早めに動いた。その直後にルメールは追い出した。内で粘るコントレイルにアリストテレスが並んだと見えた。

 私はテレビに向かって「福永」と絶叫した。首差だったが、あと50メートルあれば逆転していただろう。

 日本人騎手にはできない芸当だ。父・ディープインパクトとの親子2代の無敗の3冠馬誕生に、待ったをかけたら、何をいわれるか分からない。

 そんな思いが多くの騎手の頭にあったのではないか。ましてや、合わせ馬で、プレッシャーをかけ続けるなど、考えもしないだろう。

 ルメールには迷いはなかった。始めからコントレイルと瞬発力勝負を考えていたのだろう。逆に、コントレイルにルメールが乗っていれば、早めに外に出し、楽勝できたのではないか。

 福永という騎手は、父親と違って、ここ一番という時に弱い。父親の名が重すぎるのだろうか。

 いい騎手になるためには、いい馬に乗ることである。馬が、ここで控えろ、ここで外に出せ、行くぞいまだと教えてくれるのだ。

 もはやベテランだが、福永はコントレイルに色々なことを教えてもらっているのだろう。それにしても、並ばれても抜かせなかった根性は、父・ディープインパクトもびっくりしたのではないか。

 今週は「天皇賞秋」。アーモンドアイが芝の重賞8勝目を狙う。達成すれば史上初。ルメールの手綱さばきが見物である。

 さて、11月1日に大阪都構想の住民投票が行われる。一度住民投票で否定されたものをなぜまたやるのか、私の理解の外だが、賛成、反対が五分五分のようである。

 だが前回と違うのは、今回まったく盛り上がらないことだと、新潮が報じている。

 前回は過激な発言で度々物議を醸した橋下徹が先頭に立ったが、今回はいないことが大きいようだ。

 新潮によれば、その橋下に、日本維新の会はとんでもない講演料を支払っているというのである。16年から18年までの3年間で、維新や所属議員から橋下が受け取った講演料などの総額は、1回216万円で3456万円にもなるそうだ。

 これは維新から橋下への「上納金」ではないかと新潮は疑問を呈しているが、橋下側は、「どの業界でも講演料は一律216万円。時間は90分まで、となっています」答えている。

 これほどの金額を彼に払う価値がどこにあるのだろう。私だったら10万円で何時間でも話しますよ。いつでも声をかけてください。

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