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なぜお笑い芸人はお笑いを語るようになったのか?「お笑いを存分に語る」ブーム到来の理由

文=檜山 豊(ひやま・ゆたか)

お笑いのプロが語る“温度感”にふれる

 聞き手からの承認や共感は自身の欲を満たすことが出来るし、例え否定や異議などネガティブな反応があったとしても、アドバイスの一つとしてや、第三者の意見として受け止めれば、結果的に視野が広がるケースもある。

 もう一点、音声配信の良い点は、話し手の感情や温度感が声に表れる為、文字よりも感情が相手に届くことだ。

 発信欲と同時に、僕たちは人の話を聞きたいのだ。飲み屋での部長の自慢話など、友達の噂話など、話半分で聞いていたつもりでも聞けない状況になった今、実は物足りなさを感じていないだろうか。人は承認され、共感されたいと思うと同時に、承認したい、共感したいという欲求も持ち合わせている。

 芸人が語るお笑い論ブームが巻き起こっているのは、プロが持論を語ることへの興味と、単純に聞きたいという気持ち、そして”声”で繋がる流行が背景にあると僕は考えている。

 発信と受信を重ねて、色々なものを取捨選択することは人間の感度を上げていくことになる。

 一人で過ごす時間が増えた今、逆にありとあらゆるさまざまな考えに触れられるチャンスなのだ。いつか大人数で不自由なく会話が出来る日々が戻ってきたときに、声のブームは終わってしまうかもしれない。だがしかし忘れないで欲しい、物事を客観視する姿勢は大切だ。

 いくつになっても人は成長できるが、ひとりでは成長出来ない。

檜山 豊(ひやま・ゆたか)

檜山 豊(ひやま・ゆたか)

1996年お笑いコンビ「ホーム・チーム」を結成。NHK『爆笑オンエアバトル』には、ゴールドバトラーに認定された。 また、役者として『人にやさしく』(フジテレビ系)や映画『雨あがる』などに出演。2010年にコンビを解散しその後、 演劇集団「チームギンクラ」を結成。現在は舞台の脚本や番組の企画などのほか、お笑い芸人のネタ見せなども行っている。 また、企業向けセミナーで講師なども務めている。

Twitter:@@hiyama_yutaka

【劇団チーム・ギンクラ】

最終更新:2021/03/07 21:00
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