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円谷プロが定額制動画配信を開始! 支持が拡大する映像コンテンツ、苦戦する「アイドル系動画サービス」

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『TSUBURAYA IMAGINATION』

『ウルトラマン』を世に送り出した円谷プロの特撮作品を配信する動画配信サービス『TSUBURAYA IMAGINATION』が3月17日にスタートした。

 月額500円のスタンダードプランでは、『ウルトラマン』や『ウルトラQ』、最新作の『ウルトラマンZ』など、テレビシリーズや劇場公開映画など約1200本が見放題。さらに年額19,800円のプレミアムプランでは約1700本の映像作品が見放題となるほか、イベントへの先行受付などの特典がついてくる。

 もはや完全に定着した定額制の動画配信サービス。ディズニーの「ディズニープラス」が1年4カ月で全世界での会員数が1億人を突破するなど、特定の映像製作会社の作品を配信するサービスも好調だ。

「ディズニープラスは、ディズニー作品はもちろん、マーベル作品と『スター・ウォーズ』シリーズが配信されているのも大きい。熱心なファンを持つコンテンツを配信できれば、かなりの視聴者を獲得できるということです。そういう意味では、『ウルトラマン』をはじめとする円谷プロの作品には、世代を超えて熱心なファンがたくさんいます。この『TSUBURAYA IMAGINATION』も期待できそうです」(映画関係者)

 熱心なファンがいるコンテンツでいうと、アイドルやアーティストも独自のサブスクリプションサービスを展開している。AKB48の『AKB48グループ映像倉庫』、乃木坂46の『のぎ動画』などが代表例だが、こちらはディズニープラスのように成功を収めているわけではない。

「『AKB48グループ映像倉庫』や『のぎ動画』は、ファンの間でもそこまで高い支持を得ているわけではない。というのも、配信されている動画の内容があまり魅力的ではないんです。もちろんオリジナル動画などもあるんですが、結局アイドルの場合、生ライブには勝てないですからね。アイドルファンがお金を落とすのは、握手会やライブなどであって、動画配信だけでは物足りないんですよ」(音楽業界関係者)

 さらにコロナ禍の影響も出ているようだ

「ディズニープラスが大成功したのは、コロナ禍で自宅時間が増えているからとも言われています。生で体験するエンタメが難しくなってきたなかで、室内で動画だけで楽しめるエンタメへの需要が高まっているということ。日本国内で『鬼滅の刃』や『呪術廻戦』など、アニメコンテンツが盛り上がっているのも同様の理由でしょう。だから、円谷プロの試みは正しいと言える。しかし、アイドルなどの“生こそが至高”だとされるコンテンツは、サブスクに向いていないと言わざるを得ない。この傾向は当分続きそうです」(前出・映画関係者)

 音楽業界にとってはまだまだ厳しい状況だが、映画、ドラマ、アニメ、特撮などの分野では大きなチャンスとも言えるこの時期。新たな動画配信サービスが次々と登場するという展開もありそうだ。

田井じゅん(エンタメウォッチャー)

1985年生まれ。神奈川県出身。専門学校在学中より、ミニコミ誌やフリーペーパーなどでライター活動を開始。一般企業への就職を経て、週刊誌の芸能記者に転身。アイドル業界や音楽業界を中心に、その裏側を取材中。

たいじゅん

最終更新:2021/03/21 08:00
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