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Playdate「なにこれ、めちゃやりたい」モノクロ液晶に手回しコントローラーのレトロ風携帯ゲーム機が7月デビュー!塊魂クリエイターの新作ゲームの配信も

ソフトウェアは毎週2本ずつ配信!ゲームの開発環境も用意

 その見た目やモノクロ液晶のインパクトからイロモノ色が強い携帯用ゲーム機ではあるが、ソフトウェアの供給方法もかなりユニークな形式になっている。Playdateをセットアップすると、毎週2本の新作ゲームが配信される仕組みだ。

 この配信期間は12週間(約3ヵ月)で、合計24タイトルが現状発表されている。このラインナップの中で注目を集めているのが、『Crankin’s Time Travel Adventure』だ。本作は、あの『塊魂』を手掛けた高橋慶太が開発に参加したゲーム。

 しかも、目玉フィーチャーの1つであるクランク専用ゲームと発表されている。Crankin’s Time Travel Adventureは、クランクを回すことで動くロボットを操り、ゴールへ向かうというシンプルな内容ながら、独自の操作感で夢中になってしまいそうだ。

 公式サイトのスクリーンショットを見る限り、日本語ローカライズはされていないような印象を受けるが、シンプルな内容と操作性が期待できるため、言語バリアの問題はなくゲームを楽しめるものも多いのではないかと思われる。

 さらに、発表されている24タイトル以外にもゲームが追加される予定がある上、近日、SDK(ゲームを制作するためのソフトウェア)を無料でダウンロードできるようになることも発表されている。重厚長大型のゲーム開発は個人の手に負えない時代になってきているが、Playdateであれば個人開発も見えてくる。Playdateのゲーム開発には特別なハードウェアは必要なく、Webブラウザだけでも制作できる環境を現在準備中と発表されており、インディーディベロッパーには朗報と言えよう。

 気になる値段だが、179ドル(送料別)で7月末から予約が開始される。この価格には、24本すべてのゲームを受け取れる権利も含まれている。

 また、周辺機器として、Playdateの充電ができるステレオBluetoothスピーカーの「Playdate Stereo Dock」(発売時期未定)や、専用保護カバー「Playdate Cover」の発売(7月末から29ドルで予約開始)も予定されている。Stereo Dockはペン立てにもなる設計となっており、遊び心のあるデザインだ。

 現代のゲーム機市場のメインストリームとはまったく異なるアプローチで参入するPlaydate。果たして、日本のゲーマーたちに受け入れられるか?

辻 英之(編集者)

起きてる間が営業時間のプロ編集者。ゲームメディアの編集長、IT企業での経験を活かし、デジタルエンターテイメント分野記事を中心に寄稿中。ビジネスジャーナルでは『オレの周りはゲームばかり』を連載中。

つじひでゆき

最終更新:2021/06/17 13:00
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