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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム > 週刊誌スクープ大賞  > 菅が“なかった”ことにする「天皇陛下の五輪憂慮発言」

菅義偉首相が“なかった”ことにする「天皇陛下の五輪憂慮発言」

週刊現代の提言「ワクチン接種を終えたら、ひとりで生きる準備を始めろ」

 この2人はソフトバングループの元取締役と副社長である。それ以外にもソフトバンクグループの人間が何人も200人のうちに入っているではないか。

 そんなに景気のいい会社なら、孫正義とかいうトップは300億円ぐらいもらっているに違いないと目を皿のようにして見てみたが、孫の名前がない。

 これだけで、失礼だが、この会社が胡散くさいと思うのは、私の僻みだろうか。

 ソニーグループの会長という吉田憲一郎は61歳で、12億円か。

 エイベックスの松浦勝人会長は約6億円。

 昔は、多額納税者のほとんどが企業のオーナーか土地持ちだった。今は、サラリーマンでも社長にならなくても、取締程度でも億を超える報酬をもらえる。いい時代なのか、バカな時代なのか。私には縁がなさ過ぎて、判断がつかない。

 200人の表を見て、パナソニック会長の津賀一宏が2億、副社長の佐藤基嗣が1億4700万円。

 東芝の元社長の車谷暢昭が1億4500万円。こんなに業績の悪い企業の人間がこんなにもらっているのはおかしくないか。

 少なくとも、報酬の3年分ぐらいは会社に戻して、社員のボーナスに加算してもらうとかしなければ、社員たちに顔向けができまい。

 あ~あ、それにしても、どこかに1万円でも落ちてないものか。下を向いて歩こうじゃないか。

 自慢ではないが、私の周りに景気のいい話は一つもない。

 こういうご時世だから致し方ないとはいえ、あまりにもなさ過ぎて涙が出てくる。

 その上、私もだが、カミさんに認知症の兆候が出てきた。忘れるのだが、健忘症とは違う。大事なことから忘れていくのだ。

 私も、かかってきた電話に出て、終えて、ガチャンと置いてすぐに、誰からの電話だったかを忘れている。

 がんも恐いが、認知症はもっと恐い。

 現代は、ワクチン接種を終えたら、ひとりで生きる準備を始めろという特集を巻頭で組んでいる。

 よく毎週毎週飽きずにこんな特集を作れるものだと、感心するほど呆れている。

 だって編集部員は迫っている認知症に怯えているわけでもなければ、夜寝る前に、明日の朝目が覚めるだろうかと心配することもないはずだ。

 だが、この特集の中の6に、「妻の死後、認知症になったらどうなるか きちんとイメージできていますか」というのがある。ここだけは食い入るように読んだな。

 そうなんだ。私が先に逝けば問題はないが、私が残されて、認知が進んでいったらと考えると、夜も眠れない。

 軽度なうちは社会福祉協議会の日常生活自立支援事業を利用できる、進行すると銀行口座が凍結されてしまうから成年後見人を付けろ、さらに進めばグループホームへの入居も必要だというが、そんな頭も、体も動かなくなるから、めそめそしているうちに半分孤独死状態で、餓死していくしかないのだろう。

 嫌だ嫌だ。こんな特集を毎週読んでいるのは、どんな人なのだろう。なに? お前のような人間だ? そうだろうな。妙に納得。

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