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アンミカのポジティブ思考とか言霊信仰とか疑似科学とかを凝縮した何かと芸能界の“本音”

文=飲用てれび(いんよう・てれび)

アンミカのポジティブ思考とか言霊信仰とか疑似科学とかを凝縮した何かと芸能界の本音の画像1
アンミカInstagram(@ahnmikaofficial )より

 テレビウォッチャーの飲用てれびさんが、先週(9月19~25日)に見たテレビの気になる発言をピックアップします。

鈴木拓「僕が芸人界最強で間違いないと思います」

 芸能界は生き残るのが大変。そんなことは誰でも知っている。なぜそんなことを誰でも知っているのかというと、それは一方で、毎年必ず新しい顔が現れ、古い顔が消えていく光景がテレビのなかで実際に繰り返されているからだろう。

 だが、もう一方で、芸能人たちの“生き残り競争”を見ることが、テレビを見るときの楽しみのひとつだからという面があるように思う。新人が現れたら、類似タレントが消えそうなさまを見て楽しむ。突然テレビ出演が減った芸能人は、大物芸能人の機嫌を損ねて干されたといって楽しむ。事務所の“ゴリ押し”が批判されるときも、生存競争を見る楽しさを視聴者に供給せよという感覚が少なからず含まれているように思う。

 芸能人自身も、「芸能界は生き残るのが大変」と繰り返しコメントする。特に、芸人やタレントなど、バラエティを主戦場にする人に多いだろう。そういったコメントは、芸能界の生存競争の厳しさをリアルに訴えるものだろう。

 だが同時に、あるいはそれ以上に、視聴者に対する「私はちゃんと生存競争に参加しています」という表明であるようにも思う。芸能人に対しては、楽をして稼いでいるみたいな見方も根強い。「うんうん、この人は楽をせずちゃんと苦しんでいるね」みたいな視聴者の歓心を得るためという面が、多少なりともあるんじゃないかと勘ぐってしまう。

 だからこそ、生き残りにあまり関心がなさそうに見える芸人やタレントを見ると、それはやっぱり目を引く。そういうスタンスでずっと芸能活動を続けている人はなおさらだ。

 たとえば、ドランクドラゴンの鈴木拓。20日の『激レアさんを連れてきた。』(テレビ朝日系)は、その鈴木が「最強の男を目指していたのになぜか芸人になり芸能界最強になった男」として出演していた。子どものころからあらゆる格闘技を習得してきたという彼。これまでに、柔道、プロレス、ムエタイ、ブラジリアン柔術などを身に着けてきたのだとか。その実力は格闘家顔負けとも言われる。

「僕が芸人界最強で間違いないと思います」

 そう言って笑う鈴木。格闘術以外のエピソードも印象的なものが多かった。とても裕福な生活をしていた幼少期、武闘派の父親からの厳しいしつけ、両親の離婚に伴う貧困生活、実家に居づらくなったことによる2年間の野宿生活、などなど。

 格闘家顔負けとも言われる実力ゆえか、鈴木は芸人としての生き残りにあまり執着もなさそうに見える。いや、実際には強い思いがあったりもするのかもしれないけれど、それは一方的に画面を通して見る立場ではあずかり知らないところ。

 MCの若林正恭(オードリー)いわく、自身がテレビに出始めたころ、大勢のタレントが出演する番組であまり活躍できないという悩みを鈴木に相談したことがあるらしい。すると、鈴木からは「格闘技習って強くなればMCなんか簡単に殴り飛ばせるからね。そしたら前に出れるから。全部のMCに勝てるから、俺はもう何も怖くないんだ」との回答が返ってきたという。

 芸能界は生き残るのが大変。そんな世界で、鈴木はガチで組み合えば勝てるという自信で生き残る。もし、プロの格闘家になっていたとしても、めぐりめぐってテレビのバラエティ番組に元格闘家タレントとして出てる気がする。

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