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『ねほりんぱほりん』香港のデモに参加した人「自由とは永遠の警戒心を持つこと」日本も対岸の火事じゃない

小林多喜二の遺体写真が訴えるもの

 最近、香港のデモに関するニュースを見なくなった気がする。沈静化したのだろうか?

「今、香港ではデモを起こすリスクがめちゃめちゃ高くて、デモがなかなかできない状態が続いています。実際、政府にとって都合の悪い人たちが次々に逮捕されているんです」(アンディさん)

 デモだけじゃなく、香港に関する報道そのものをあまり見なくなった。情報が国外に出ないまま、状況だけどんどん悪化していたのだ。

 ここで、番組は日本の言論弾圧の歴史を紹介した。大正時代の終わり、国は治安維持を口実に、政府に都合の悪い考えや運動を取り締まる「治安維持法」を制定した。結果、少なくとも10万人以上が検挙されたという。拷問など厳しい取り締まりで命を落とした人も大勢いた。

 このタイミングで、拷問で亡くなった作家・小林多喜二の遺体写真を放送したのには驚いた。浮腫み、黒く腫れ上がった小林の太もも。ショッキング極まりない姿だ。香港のデモ報道がなくなった理由は、デモとニュースを潰していたから。かつての日本も、小林のような存在を消すことで情報を統制していた。だから、日本も他人事じゃない。歴史は繰り返す。特に印象に残ったのは「マスコミも操られ、政府の言うことを垂れ流すだけ」というナレーションだった。過去も今もありえる話だ。いや、むしろNHKに少なからずそのイメージがあった。NHK局員が抱える胸のつかえが、本音として表出したのか?

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