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M-1決勝前におさらい!

No.1は令和ロマン! 元芸人が準々決勝で敗退した全ネタにひとことレビュー

ワードセンス抜群のカラタチ

16.蛙亭…「彼女に仕事と私どっちが大事と聞かれた時の対処法」
ツッコミの中野君は本当に器用。それに対してイワクラさんがあまりにも音量が小さすぎる為、本来なら笑える部分が笑えなくなってしまう。キャラもネタも良いので、あとは演技力と音量。

17.風穴あけるズ…「夜行バスに乗るための練習」
トリオ漫才で中央のツッコミの人はキャラクターが良く、演技もうまい。しかし両サイドのボケの人たちは、漫才があまり上手ではない印象を受けた。その反面、コントに入ると活き活きと演技をしていたので、漫才部分も素でやらずにキャラに入ってやるようにすればもっと素人臭さが抜けるはず。

18.カミナリ…「なんでも手づかみで食べる」
カミナリお得意の時間差でつっこんでいくというネタの形式だが、ネタの内容自体が架空のものなので、つっこみに少々無理があったように感じた。みんながモヤモヤしているのを解消するような、本来のスカッとする一発が見たかった。

19.かもめんたる…「CDやDVDを円盤という人は相方にはできない」
ボケのう大が言うセリフ、雰囲気、間、全て面白かった。終始アドリブに見えてしまうようなネタなので、好き嫌いが分かれる。ツッコミの槙尾が笑いながらのツッコミをせず、ボケと戦うパワーツッコミが出来ればさらにネタが進展したかもしれない。

20.カラタチ…「アイドルファンとアニメファンはどちらがつらいか」
一見大学生のように見える2人組だが、セリフのワードセンスが抜群。後半になるにつれて笑いが大きくなり、漫才の理想の形であった。あとは本人たちに華が出て魅力が増せば十分決勝へいける。

21.祇園…「修学旅行を思い出せない」
ボケが修学旅行を思い出しながらひたすらボケていくというベタなネタかと思いきや、最終的にそれが伏線となり大きなボケになるというもの。後半のシステムはとても良いが、前半のベタなところがベタに見え過ぎるところがマイナスだったか。

22.キャタピラーズ…「スナックへ行きたい」
ネタも漫才のやり方もとてもしっかりしていて、笑いもきちんととっていた。だがなんとなく東京と関西のいいとこどりをしたようなネタに見えた。全てがオリジナルなのだろうが、どこかで見たことがあるかもしれないという既視感を拭えなかった。

23.9番街レトロ…「相方の隠し事を我慢できない」
ボケの人の外見とキャラが合っていないのでもう少し外見をキャラに寄せる必要あり。ネタはボケがツッコミの話の邪魔をしているというシステムなので、ツッコミがもう少しテンポを上げたほうがボケの鬱陶しさが出る。

24.金魚番長…「宇宙旅行のシミュレーション」
まるでハライチのように、外見的にボケとツッコミが逆に見える。ネタ自体もボケのテンションは上がることなく、ツッコミがテンションを上げてつっこむというハライチのような形。ある意味、最近の王道なので同じようなことをしている人が多い。もう少し場数を踏むことが必要かも。

25.キンボシ…「相方に無理やりホストをやらされる」
ホストは昔から良く使われる設定なので、ボケが古臭く感じた。ただ2人のキャラクターが相反していてバランスが良いので、もう少し誇張すればさらに良い。そしてボケがもっと弾けるとオリジナリティが出てくるだろう。

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