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M-1決勝前におさらい!

No.1は令和ロマン! 元芸人が準々決勝で敗退した全ネタにひとことレビュー

なにわスワンキーズは悪いところがなかった…!

66.ドンデコルテ…「好きなものの話は盛り上がる」
2人のベースとしている声量が小さい。声量が大きいだけでお客さんが引き込まれるので、その辺りを意識してやるべき。ボケの内容と表現が少し粗削りに見えたのでもう少し丁寧にした方が良い。

67.ナイチンゲールダンス…「焼肉屋さんをやってみよう」
ボケ自体が弱いので、何かオリジナルの色が無いと賞レースでは勝ち抜くのは厳しいかもしれない。ツッコミが強面に見えるので、まったく笑わず、ここぞというところで思わず笑ってしまうなどのテクニックを使うと良いかも。

68.納言…「美食家にあこがれるな」
正直ウケている部分がネタの中身というよりは、アドリブっぽいところなので、小手先で笑いを取りにいってるように感じてしまう。こういう形ではないネタが見てみたいと思った。

69.ななまがり…「地下アイドルの挨拶」
アイドルが名前をもじった自己紹介をするが、自分の名前とは全然関係ないというベタなネタで、ボケにツッコミが翻弄されていくという形はとても良い。だが挨拶がどれも似ていたので、バリエーションが欲しかった。ツッコミのリアクションが芝居じみていたので、自然な部分があっても良かった。

70.なにわスワンキーズ…「お前はなりたいものになれない」
ボケ同士がいがみ合い、ツッコミが巻き込まれるというトリオ漫才の真骨頂的ネタ。ボケの内容もキャラクターに合っており、初見でもどういうキャラかわかりやすく悪いところがない。ネタは展開するがボケ自体は同じなのでそこで落とされたのかもしれない。面白かった。

71.ナミダバシ…「ネタのフリはするが断られるので話がコロコロ変わる」
【○○やってみたい】【でもそれは○○だからできない】という会話でひたすら進んでいく漫才。もはや漫才というより大喜利で、ボケの内容は変わっても、ボケ方は変わらないし、テンポも一定なので少し飽きてしまうかもしれない。

72.軟水…「パワプロをツッコミの人の家族で作ってみた」
ゲームのネタかと思いきや、家族の切なさや悲しさを表現しているネタだった。家族のセンシティブな部分を笑いにしているが、今の時代には合っていない。外見が平和そうな2人なので、平和な笑いにシフトチェンジしても良いのではないだろうか。

73.ニゲルベ…「英語の勉強がしたい」
英語を知らない上に日本語も知らないというベタな設定なのだが、ボケの人が出す独特な言葉が芯をついていない。何となく意味が分かる言葉ばかりなので、全く違うとか、ある程度考えないとわからないとか、2個先のボケとリンクしてるなど、もっと考える余地あり。ツッコミの人がセリフ口調なので、アドリブで突っ込んでいるように見せる努力を。

74.ニッポンの社長…「バスケ」
ボケがパントマイムでバスケを教えていくというネタ。こういったワンボケのネタはオチが読めてしまうのが弱点。その分、どれだけボールが無い事で遊べるかが重要になってくる。もっとお客さんの想像力を掻き立てられるような遊びがあったら良かったかなと。

75.にぼしいわし…「どうしても克服できないことがある」
独特なボケと、それに困らせられるツッコミの女性漫才師。内容としてはひとつの題材をただ話しているだけといった印象。キャラクターの魅力に頼っているだけに見えてしまい、ネタの内容もワードのチョイスもツッコミの仕方も誘い笑いも計算されているように見えなかった。

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