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坂口健太郎×杏『競争の番人』第1章スカッと完結も…ドラマオリジナルの新章はどうなる?

文=東海林かな(しょうじ・かな)

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ドラマ公式サイトより

 坂口健太郎と杏がダブル主演を務めるフジテレビ系月9ドラマ『競争の番人』第4話が、8月1日に放送を迎える。原作のメインテーマとなっていたウエディング費用のカルテルの事案は解決し、第4話以降は原作にはないドラマオリジナルの新章突入となるようだ。1つのエピソードが3話にまたがったことに批判的な意見もあったが、最後にはスカッと解決する展開に称賛の声も上がった。

3話にわたって手を焼いた天沢雲海を白熊が投げ飛ばす!

 栃木県のホテル3社がウエディング費用をめぐってカルテルを結んでいる疑いがあり、公正取引委員会・第六審査(通称ダイロク)が調査に乗り出すところから始まった本ドラマ。このウエディングカルテル問題の完結編となった第3話は、カルテルの中心人物と目され、なかなか尻尾を出さない「ホテル天沢」の専務・天沢雲海(山本耕史)に一矢報いたダイロクの小勝負勉(坂口健太郎)と白熊楓(杏)が、一度は公取側に協力したホテル長・長澤俊哉(濱津隆之)の裏切りにより、ホテルの旧館の書庫に閉じ込められてしまうところから始まった。

 しかし、そこには宿泊台帳と顧客カードがなぜか置いてあり、「1107号室」が談合の密談場所として使われていた可能性が浮上する。さらに、過去に摘発されたカルテルの当事者たちが利用していた形跡があり、ホテルのウエディングだけでなく、さまざまな企業がそこで談合をしていた可能性も。警察とは違い、無断で押収できない公取の権力の弱さを知り、やりきれない白熊。それをよそに、小勝負はひたすら名簿に目を通していた。小勝負は一度見て理解したものを記憶できる能力を持っていたのだ。翌朝、2人は無事に発見されるが、雲海は公取が違法調査を行ったとマスコミに対しぶちあげ、公取は激しい批判の的にさらされる。

 密談場所は突き止めたが、どのように連絡を取り合っているかがまだわからない。すると、雲海の手のひらで転がされるかたちでホテル天沢の傘下に入る羽目になった「フラワーショップ石田」の石田夫妻から、納入業者が談合の連絡役を任されていたと打ち明けられ、ホテル天沢とカルテルを結んでいる「温泉郷・絆」の政岡(春海四方)が近々雲海と1107号室で密談する予定との情報を得る。桃園千代子(小池栄子)は正岡を手玉に取り、ダイロクに協力させ、雲海がカルテルをしていることを認める発言を記録することに成功する。

 同時に、第1話で何者かに刺された「クラシカルホテル」の安藤正夫(勝矢)が、1107号室に盗聴器を仕掛けていたことも発覚。小勝負と白熊は意識が戻った安藤の病室に事情を聞きにいくが、安藤は何も答えず、小勝負が興味を示したどら焼きを押し付けて追い返す。しかしそのどら焼きを食べた白熊は倒れてしまう。雲海が毒を仕込み、安藤のもとに置いたものだったのだ。雲海に命を狙われていることを知った安藤は、ついにダイロクに協力する。白熊が退院するのを待っていたかのように、雲海の悪事の証拠は揃い、ついに強制調査へ。雲海はすべての味方を失い、検挙された。

 敵・味方が二転三転する展開だったことで、SNSでは誰も信じられないという声も上がり、視聴者のモヤモヤは相当だった。しかし、あらゆる証拠を突きつけられ、やけくそになった雲海が白熊を人質にとろうとするも、白熊はあっさりと雲海を投げ飛ばし、絞め落として逮捕に成功。「スカッと終わってよかった」「白熊ちゃん、強い!!!」と鮮やかな大捕り物に視聴者が沸いた。

ドラマ版の“ラスボス”は小日向文世演じる藤堂?

 雲海を中心とするカルテルに関する事案は解決したが、原作にはないさまざまな伏線も残している。安藤を刺した犯人は、ドラマでは建設会社の談合で自殺した豊島浩平の娘・美月(服部樹咲)に変更されており、ラスボス感を漂わせる国土交通省の事務次官・藤堂清正(小日向文世)が豊島の葬儀に出ていたことからして、今後の展開に豊島の死が大きく関わってくる可能性もありそうだ。原作には登場しない藤堂は小勝負に思うところがある様子で、小勝負もまた、何かしらの因縁を抱えているようだ。

 『競争の番人』は、前期の月9ドラマ『元彼の遺言状』と同じく新川帆立氏の同名小説を原作としているが、ドラマ『元彼の遺言状』は第2話までが原作小説の内容で、第3話からは短編集短編集のエピソードとドラマオリジナルを交えたものだった。そしてドラマ『競争の番人』は3話をかけて原作小説を終わらせたものの、シリーズ作品はほかに出ていない。第4話は、世界的電機メーカーの下請けいじめを扱うが、その企業の役員は第1話冒頭で白熊が警察官時代に取り逃がした強盗殺人事件の容疑者で……となっており、ドラマ完全オリジナルストーリーとなるようだ。

 藤堂を演じる小日向文世は、ドラマ公式サイトのインタビューの中で、藤堂について「公正取引委員会と対立する側」「“黒い面”を抱えている人物」と、“悪役”であることを認めており、「物語が進むうちに、かなりヘビーなシーンも出てきます」とも予告していることからしても、今後のストーリーはオリジナル路線となるのだろうか。

 先日発売された「小説現代」8月号(講談社)で完結した『競争の番人2』は呉服業界への内偵の物語だが、「現代ビジネス」(講談社)のドラマ放送記念インタビューで、ドラマの中で呉服業界を扱っていると主演の杏が言及しており、そのうち『競争の番人2』の内容も出てくることになりそうだ。ともあれ、まずは今夜放送の第4話がどんなストーリーとなるか、注目したい。

■番組情報
月9ドラマ『競争の番人
フジテレビ系毎週月曜21時~
出演:坂口健太郎、杏、小池栄子、大倉孝二、加藤清史郎、小日向文世、黒羽麻璃央、大西礼芳、石川萌香、寺島しのぶ ほか
原作:新川帆立『競争の番人』(講談社)
脚本:丑尾健太郎、神田優、穴吹一朗、蓼内健太
音楽:やまだ豊
主題歌:idom「GLOW」
プロデュース:野田悠介
演出:相沢秀幸、森脇智延
制作・著作:フジテレビ
公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/kyosonobannin/index.html

東海林かな(しょうじ・かな)

東海林かな(しょうじ・かな)

福岡生まれ、福岡育ちのライター。純文学小説から少年マンガまで、とにかく二次元の物語が好き。趣味は、休日にドラマを一気見して原作と実写化を比べること。感情移入がひどく、ドラマ鑑賞中は登場人物以上に怒ったり泣いたりする。

最終更新:2022/08/01 12:00

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