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フジ月9、秋ドラは吉沢亮でまた“お仕事系”…今こそ! トレンディドラマが復活すべき理由

文=田井じゅん(たい・じゅん)

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吉沢亮

 夏ドラマが中盤戦に入っているが、そろそろ気になってくるのが10月期スタートの新ドラマ情報だ。フジテレビ系月曜9時枠では、吉沢亮主演の『PICU小児集中治療室(仮)』がスタートする。

 吉沢にとっては昨年のNHK大河ドラマ『青天を衝け』以来となるドラマ出演。自身初となる医師役に挑戦し、フジの伝統的なドラマ枠“月9”への出演も今回が初めてだ。

 さらに月9については、来年1月期のドラマに関する情報が早くも漏れ聞こえている。

「2023年1月期の月9は北川景子の主演で決まっていて、共演は松坂桃李だそうです。その内容については、恋愛系ではなく“お仕事系”になりそうとのことですね」(テレビ局関係者)

 かつてはトレンディドラマと呼ばれた恋愛ドラマを中心に、数々の名作ドラマを生み出してきた月9。しかし、2010年代後半以降、事件もの、法廷もの、医療ものなど、主に“お仕事系”のドラマが放送されている。現在放送中の月9『競争の番人』も、杏と坂口健太郎がW主演する公正取引委員会が舞台の作品だ。

「時代の流れとともに、バブル期の残り香があるような恋愛ドラマはダサいものになり、ウケが悪くなっていき、その結果、月9も大幅の路線変更を迫られました。恋愛系ドラマが数字を取れなくなり、フジテレビ内では“月9廃止論”も出たようですが、路線変更によってどうにか延命できた。ただ“月9”という個性はほとんど失われ、もはや他のドラマ枠と変わらなくなっています。

 そういえば、今年1月期の『ミステリと言う勿れ』は、原作にはない恋愛要素を無理やりブッ込んで炎上していましたが、あれは“月9なんだから恋愛要素を入れなくちゃ”というフジの悪あがきだったのでは、というのが大半の見方です。結果、中途半端すぎて炎上しかしていませんでしたけどね」(同)

 昨今、ネットニュースで話題になりやすいドラマと言えば、NHKの朝ドラや大河ドラマ、TBS系の日曜劇場、テレビ朝日系の『相棒』など、とかく長年続いている放送枠の作品や、長寿番組ばかり。

「朝ドラや大河ドラマ、日曜劇場などの放送枠は、40代以上の視聴者層がメインターゲットとなっており、その内容もどちらかといえば保守的です。ネットニュースの読者層やSNSなどでドラマのコメントをする層も40代以上が多いと言われており、この層にウケるドラマこそがバズりやすい傾向にありますね。

 一方、今の月9は、時代の流れに合わせて内容を変えているとはいえ、40代以上をコアターゲットにした内容というわけでもなく、やっぱり中途半端。案の定、そこまで話題にはなっていない印象です」(同)

 とはいえ、トレンディドラマ全盛期を知っている40代後半以上の視聴者にとって、“月9”はやっぱり特別な枠だ。今こそ“月9らしさ”を表現すれば、メイン視聴者層にウケて、伝統の枠の復権も可能なのではないかとの声もある。

「現状、地上波テレビのドラマが40代以上のものになっていることを考えれば、かつてのトレンディドラマの雰囲気はむしろ今こそ求められている。そういう意味で今、“月9”がやるべきことは、自己の原点に立ち返り、かつてのようなきらびやかな恋愛を描くトレンディドラマを復活させることなんです。むしろバブル期の時代設定のまま、新しい作品を作ったっていい。40代後半以上の視聴者の心をときめかせるためには、それくらい大胆な設定にしてもいいと思うんです。“月9”が復活するには、それしかないと思います」(ドラマ関係者)

 似たようなドラマばかりの今の時代、たしかにきらびやかなトレンディドラマは異色を放った存在になるだろう。若い視聴者にとっては、当時の文化や恋愛模様は異文化のごとく新鮮で、もしかしたらバブルが再ブームになるなんてことも……?

 停滞するドラマ界に一石を投じるためにも、“月9”の原点回帰が望まれる。

田井じゅん(たい・じゅん)

田井じゅん(たい・じゅん)

1985年生まれ。神奈川県出身。専門学校在学中より、ミニコミ誌やフリーペーパーなどでライター活動を開始。一般企業への就職を経て、週刊誌の芸能記者に転身。アイドル業界や音楽業界を中心に、その裏側を取材中。

最終更新:2022/08/17 20:05

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