日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 舞台の関係者席におけるマナー問題が物議

舞台『鬼滅の刃』で“関係者”のマナー違反に俳優が怒り「絶対許さない」クレーム相次ぐ

人気声優も苦言「関係者席らしきエリアで…」

 また、この前日には人気アニメ『ONE PIECE』のボルサリーノ(黄猿)役や『パリピ孔明』の諸葛孔明役などで知られる声優の置鮎龍太郎が自身のTwitterで、舞台名を伏せた上で「関係者席らしきエリアで携帯電話を鳴らす人(2時間のうちに7~8回)、スマホを煌々と光らせる人、どういうつもりなんだろ?」と、複数の関係者のマナー違反に苦言を呈していた。

 置鮎は「高いチケット代を払って舞台を見に来ている方々の貴重な時間を台無しにする行為。ああ、恥ずかしい恥ずかしい。自分も気を付けよう。ちなみに、私は一般席だったので、余計に腹立たしく思ったのでした。ぷんすか!関係者席でもお金払って拝見する事も多いので、恥ずかしい事をしている人は絶対にただで見てる人に違いない!と勝手に思っている」とも綴り、田村と同じく憤りをあらわにした。

 こうした指摘を受けて、ネット上では舞台関係者だという人物が「一般の方にもマナーが悪い方はいますが、携帯を鳴らすのは関係者が多いです。また、お喋りしているのは関係者のご親族が多め」などと書き込み、それに共感する声が集まったことで関係者席におけるマナー問題が物議を醸している。

 また、うっかりミスで電源を落とし忘れて一回鳴らしてしまうのは「人間だから仕方ない」と理解を示す人が多いが、田村や置鮎が指摘したように「何度も鳴らす」というのは悪質性が高いと認識されているようだ。

 舞台ファンの間では以前から深刻な問題としてとらえられていたようで、ネット上では「いくら言ってもなくならないから、運営側が電波を遮断する装置を使うべき」「関係者席をすべてなくしたほうがいい」といった極論まで飛び出している。

 実際、劇場側が観劇マナーの向上を呼びかけるなど対策も広がっているが、それでもマナー違反がなくならないのが実情だ。舞台を作り上げる苦労を知っているはずの関係者がマナー違反をするとなれば、お願いレベルの呼びかけではあまり効果が期待できないようにも思えてしまう。舞台演劇はコロナ禍による深刻なダメージからようやく立ち直りつつある大事な時期でもあるだけに、再興に水を差すような悩ましい問題といえそうだ。


SNSや動画サイト、芸能、時事問題、事件など幅広いジャンルを手がけるフリーライター。雑誌へのレギュラー執筆から始まり、活動歴は15年以上にわたる。

さとうゆうま

最終更新:2022/09/14 21:00
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