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KOC2022を語ろう

最高の人間にや団、人間の狂気が笑いになった「KOC2022」現役芸人はこう見た

文=吉松ゴリラ(よしまつ・ごりら)

ビスケットブラザーズ、勝因は個性とオリジナル性の異常な高さ

や団:気象予報士(ファイナルステージ)

 1本目同様、高いストーリー性がベースとなっているネタ。「天気予報を外した気象予報士」という切り口から、多種多様なボケと展開を見せる。審査員の東京03の飯塚氏がコメントした通り、この良質な切り口といえど5分間を飽きさせず、笑いをとり続けて一本のコントに仕上げる事は非常に困難。

 また、何かのストーリーをベースにしている訳では無いため、「あるあるの展開」に頼っていない。お笑い的には「ベースとなるストーリーの有無」は「分かりやすさ」に直結し、「分かりやすさ」は「笑い」に直結する。その部分を排除し、既視感が全く無いオリジナルで作り上げられた、唯一無二のコント。

コットン:お見合い(ファイナルステージ)

 良質な台本と、それを表現する抜群の演技力に裏打ちされたコント。

「育ちの良いお嬢様がタバコを吸う」という事が軸となる切り口一本で、一本目同様「言葉の笑い」「動きの笑い」「道具を使った笑い」全てを入れている。何気ないやりとりやセリフも、各自の演技力により、笑いを生むボケとして変容している。

 また、オチへ向かう一連の流れが秀逸。今大会最も美しく、最も自然で違和感の無いオチの付け方。ドラマとして見せた本編を、ドラマとして終わらせている。

ビスケットブラザーズ:バイト先の友達(ファイナルステージ)

 一本目同様、非常に個性とオリジナル性が高く、そのセンスの高さと大喜利の強さが浮き彫りになったネタ。「ボケの大喜利」・「展開の大喜利」共に秀逸であり、全く何も既視感の無い状況設定で笑いを作っている。

 改めてまさに、その才能が世間にバレたネタとなった。

まとめ

 本大会では、ビスケットブラザーズが歴代最高得点で優勝を勝ち取った。それはお笑いファンの間では周知されていた彼らの才能が、一気に全国区となった瞬間でもある。また本大会で出た歴代最高得点は彼らの実力はもちろんの事ながら、他出場者が本大会を常に盛り上げ続けた結果でもある。

 改めて、最高のコントをありがとうございました。

※敬称略

 

 

吉松ゴリラ(よしまつ・ごりら)

吉松ゴリラ(よしまつ・ごりら)

SHUプロモーション所属。 宮崎大学大学院首席。もともとコンビで活動をしていたが、解散後ピンへ転身した。

Twitter:@hidetaka111

Instagram:@h_yoshimatsu

YouTube「よしまつゴリラちゃんねる」

最終更新:2022/10/12 08:00
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