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ミスマガ・桜田茉央が二級建築士に合格「建築士の肩書きが欲しいんじゃない」

「10代しか取っていない」と言われたオーディション

ミスマガ・桜田茉央が二級建築士に合格「建築士の肩書きが欲しいんじゃない」の画像8

――今、タレント業のほうはフリーで活動されてますが、YouTubeで「当初はそんなにフリーになりたいわけではなかった」と言ってましたよね。

桜田 23歳で事務所を辞めてフリーになったんですけど、当時はもっと俳優として活躍したくて、ステップアップのために事務所を辞めて、新しい事務所を探していたんです。でもたくさん落ちてしまって。

――40社くらい受けてたんですもんね。どんな理由で落とされてしまっていたんですか?

「うちは10代の子しか取ってないから」とか「学生だったら考えたよ」みたいな感じで言われることが多かったです。それで「23歳じゃもう、遅いんだな」と思いました。もちろん30代で大成している人もたくさんいるし、コツコツ頑張って素敵な俳優さんになる人もいると思うんですけど。自分は経験も浅かったし、挑戦が遅かったなって正直に思いました。

――そんなことを言われてしまうんですね。でも芸能をやめようとは思わなかったですか?

桜田 それは思わなかったですね。でも自分は別のルートで頑張らないと無理だなと思いました。

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――10代という基準にも疑問はありますよね。実際にフリーになってから仕事を依頼してくる人たちは、桜田さんの年齢とか気にしてないわけじゃないですか。

桜田 そこのギャップもありましたね。これまでは事務所でひたすらオーディションを受けて、たくさんの中から選ばれて落ちまくっていたけど、フリーになってからのほうが、いろいろお仕事をいただく機会が多くて。最初から私を見に来てくれて、選んでくれる人たちと一緒に仕事ができるって、わざわざ事務所に入るより今、仕事を頂いている人を大事にしたほうが、自分は幸せだなって思うようになりました。

――仕事にもより能動的に参加できそうですよね。

桜田 自分の意見も「きちんと言っていいんだ」と思えるようになりました。もっとこの番組をより良くするためにとか、この企画はもっとこういう風にしたほうがいいんじゃないか……みたいな。打ち合わせも自分でできるし、企画段階とかシナリオのところから参加できるチャンスがある。そこでなんかひと皮むけたというか。マネージャーさんにオーディションや仕事のスケジュールを決めてもらって、ただ現場に行って、ただ帰ってくるみたいなスタイルから、能動的に動ける楽しさみたいなのを感じています。

――ただオーディションでは、とりあえず自分を見てもらえる機会は得られるじゃないですか。フリーだとそもそも発見してもらうのが難しくなかったですか?

桜田 それは単純に運が良かったのかな。私がフリーに転身した時がちょうどコロナの真っ只中で。企業側がキャスティングをする上で、事務所などを介さずに、直接しようっていう波が来ていたと思うんですよ。だから、私はフリーになった時が一番仕事が多くて、どんどん声がかかってみたいな感じだったんです。それこそ今は新規よりも、すでに関係性が出来た仕事を長く一緒にやらせてもらってるのが多くて。当時の波に乗れたっていうのがあったと思います

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――ここ数年、事務所を辞めてフリーになる人も増えてますけど、たいていフリーになってからの仕事をある程度、準備して辞めてるのかなと。それがなかったのに結果的に、仕事が殺到したのがすごいですよね。

桜田 コロナ以外にも、時代の波があったと思います。それこそ昔のテレビって絶対にYouTuberさんとかを出さなかったけど、今はすごいたくさん出るじゃないですか。そういう波もあって、YouTuberさんが広告とかに出始めたのも、ちょうど私が独立した時にさらに多くなっていたと思うんですよね。

――結果的に建築士になれたのも、事務所に入っていたら受かってなかったかも知れないし、そもそも目指していなかった可能性もありますよね。

桜田 そうだと思います。もしお仕事の一環みたいな感覚で受けていたら、絶対に受かってないですよね。

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(プロフィール)
桜田茉央(さくらだ・まお)
1997年10月22日生まれ。千葉県出身。共立女子大学の家政学部建築デザイン学科卒業。二級建築士。ミスマガジン2019審査員特別賞を受賞し、現在はフリーランスで、建築の魅力を発信するタレント活動をしている。

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小川でやんす(放送作家・映像ディレクター)

小川賢治。1989年生まれ。放送作家、映像ディレクター、ライター。大学を卒業しフリーで活動、2017年「小川でやんす」に改名。

おがわでやんす

最終更新:2023/01/22 21:00
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