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『旅サラダ』KAT-TUN中丸雄一リポーターを見守る会 #53

『旅サラダ』中丸雄一、エスコンフィールドの極端な物価高を華麗にスルーする仕事ぶり

神田正輝と和久井映見のコンディションにSNSが沸く

 実は、今回の『旅サラダ』、SNS上で妙な盛り上がりを見せていた。

 この日のゲストは、女優の和久井映見。MCの神田、松下奈緒に和久井が加わると、3人を主軸に立派な2時間ドラマが制作できそうなプレミア感があり、見るからに豪華な布陣だった。あと、和久井が出演した2007年放送のドラマ『ちりとてちん』(NHK)のオープニング曲は松下が担当しており、『ちりとてちん』コンビの邂逅でもあった。

 いや、SNSが沸いた理由はそれじゃない。どうも、和久井の姿がふくよかに見えたらしい。いや、96年の『ピュア』(フジテレビ系)とか97年の『バージンロード』(フジテレビ系)の頃と比べるのはあまりに殺生だし、2017年の『ひよっこ』(NHK)と比べるのもアレである。

 人間には年相応の美しさがある。というか、昨年、広瀬アリス&山口紗弥加と共に出演した『ボクらの時代』(フジテレビ系)のときと比べると、和久井はかなり痩せた印象。すべての女優に石田ゆり子ばりのマジックを求めるのは酷だ。フォローするとすれば、彼女は若い頃と比べて目の感じがまったく変わっていない。みなまで言わないが、多くの芸能人を見ると目に違和感を覚えることが多く、そういう意味で和久井映見は年相応に素敵である。

 もう1つ、SNSが沸いた理由に神田正輝のコンディションがあった。どうも、痩せて見えたらしい。たしかに、向井亜紀と三船美佳が番組を卒業した3月末の頃と比べると痩せたような気もする。ただ、単にジャケットのサイズが合ってないだけという可能性もあるし、彼はもう72歳だ。身長は公称178cmだけれど、このくらいの年齢になると自然と背も縮む。『旅サラダ』を毎週見ている筆者からすると、そこまで気にするレベルではなかったので、今回のSNSのノリは寝耳に水だった。

「なかまる印」がTwitterのトレンドワード入りすることはめずらしくないのだが、「神田正輝」「和久井映見」までトレンド入りした今回。ネガティブな反響が理由だったため、ちょっと面食らってしまった次第。

 しかし、当の神田は相変わらずの感じだった。湘南の名所を旅した和久井のVTRを見た直後、スタジオ内ではこんなやり取りが繰り広がられている。

神田 「(旅をするメンバーが)複数と1人って、全然違うんですよ。1人って思ったところに行けるけど、複数で行くと意見聞かなきゃいけないじゃない? 僕、ずーっと一人旅なんですけど」

勝俣 「人生が(笑)?」

神田 「一人旅って本当クセになる。だから、わがままなジジイになっちゃって……」

松下 「いやいや(苦笑)」

 なにげに、ひどい合いの手を入れる勝俣。言うに事欠いて、「神田の人生一人旅」って……。そんな無礼に乗っかり、「わがままなジジイ」と自虐する神田。いや、そのままわがままなジジイでいてほしいと筆者は思ってるくらいだ。

 あと、この手の番組に和久井が出ているのもレアである。食レポをしていたのだ。なんだったら、湘南のグルメを食べた後、「うまいんだなあ、これが」と言ってほしかった。

寺西ジャジューカ(芸能・テレビウォッチャー)

1978年生まれ。得意分野は、芸能、音楽、格闘技、(昔の)プロレス系。『証言UWF』(宝島社)に執筆。

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最終更新:2023/05/06 06:00
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