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道枝駿佑『マルス』全話平均視聴率「歴代最低」へ…全9話で打ち切り説浮上のワケ

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なにわ男子の道枝駿佑

 なにわ男子・道枝駿佑が主演を務める連続ドラマ『マルス-ゼロの革命-』(テレビ朝日系)の最終回(第9話)が、本日3月19日午後9時から放送される。

 同ドラマは、人気脚本家・武藤将吾氏による完全オリジナル作品で、19歳の謎多きカリスマ転校生・美島零(道枝)と落ちこぼれ高校生たちが巻き起こす「青春“クーデター”サスペンス」。動画集団「マルス」のメンバー役として、ゴールデン帯連ドラ初主演を務める道枝のほか、板垣李光人、吉川愛、井上祐貴、横田真悠、山時聡真、泉澤祐希、日向亘が出演する。

 第6話から「復讐篇」がスタートした『マルス』だが、第8話では、國見亜門(江口洋介)が仕掛けたウイルスによってSNSクロッキーのアプリを入れた携帯電話が日本中で使えなくなるという前代未聞の緊急事態が発生。周到に張り巡らされた罠により、そのサイバーテロの首謀者は「マルス」だということにされてしまう。

 その後、密かに通じていた大城大木=ウド(戸塚純貴)から國見がサイバーテロを企てていた証拠のデータを受け取るため、ゼロは待ち合わせ場所へ向かう。しかし、國見やその手下が先回りしており、ゼロは全力でその場から逃げ去るのだった――。

最終回に「私“マルスロス”になる自信ある」と惜しむ声

 ネット上では、「最終回が終わったら、私“マルスロス”になる自信あるわ」「『マルス』のみっちーがかっこよすぎて、永遠に終わらないでほしい」と終了を惜しむ声が続出。

 ただ、同作は開始当初から「内容が子ども向け」「自分が10代だったら、もっと楽しめたんだろうけど……」と対象年齢への指摘も目立ったため、早々に脱落した視聴者も少なくなかったようだ。

 また、「全9回で終わっちゃうの? まさか打ち切り?」と話数が削られたのではないかと疑うネットユーザーも散見される。

 確かに、今期のGP帯ドラマは“全10~11話”の作品が多い。しかし、同枠は長らく“全9話”が定着。『マルス』も当初の予定通りである可能性が極めて高いのだが、やはり第3話以降で平均世帯視聴率3%台(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)が続いているため、「打ち切りでは?」と一部から疑われてしまったようだ。

同枠最低は高畑充希・田中圭ダブル主演ドラマ『unknown』の6.2%

 なお、同枠の全話平均におけるこれまでの最高は、22年10月期の沢口靖子主演『科捜研の女2022』で、9.0%。一方、最低は昨年4月期放送の高畑充希・田中圭ダブル主演ドラマ『unknown』で、6.2%となっている。

 『マルス』が最終回で『unknown』の全話平均を上回るのは困難であるため、“同枠史上最低”を更新してしまう事態は避けられなさそうだ。

 第7話がコア視聴率(13~49歳)で0.8%を記録するなど、残念ながら視聴率不振が目立ってしまった『マルス』。同枠では4月からは石原さとみやKAT-TUN・亀梨和也が出演する『Destiny』がスタートするが、不調を引きずらないことを願うばかりだ。

仲宗根由紀子(エンタメ系ライター)

芸能誌の編集を経て、現在は国内・国外ドラマレビューを中心に執筆するライター。人気俳優のインタビュー経験多数。

なかそねゆきこ

最終更新:2024/03/19 19:00
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