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昼間たかしの「100人にしかわからない本千冊」の記事一覧 (66件)

昼間たかしの100人にしかわからない本千冊 36冊目

なぜ買ったかも忘れたが……『あなたを選んでくれるもの』が教えてくれたこと

 前回、最近の他人に勧められる「読むべき」文章への警戒心を記してみた。もちろん、日々目にする文章。ネットなり雑誌・書籍の大半はそうじゃない。ただ、なぜか世間で評判になっていた...
昼間たかしの100人にしかわからない本千冊 35冊目

沢木耕太郎、村上龍……今読むべきは1977年の「PLAYBOY日本版」だった

 文章というものは、ただいたずらに書き連ねていたら、それはよいものではない。時には、さまざまな人の書いたものを読んで、我流に埋没している自分を振り返ることも肝要ではないかと思...
昼間たかしの100人にしかわからない本千冊 34冊目

エビデンスがなくても疑問を忘れるな。「ユリイカ」1988年11月号

 もはや、物書きの世界でも、竹中労の名前を出すと「誰?」であり、沢木耕太郎は「ああ『深夜特急』の人」である。  知らない、読んでいないは構わない。大切なのは「こういう人物が書...
昼間たかしの100人にしかわからない本千冊 33冊目

キラキラ系メディアなどクソ食らえ!「別冊新評 ルポライターの世界」

 最近気づいたのだが、世の中には「ライター講座」と称するものが、いくつもあるようである。それらの説明を読んでみたが、ライターを生業にして稼ぐ方法や、訴求力のあるWebコンテン...
昼間たかしの100人にしかわからない本千冊 32冊目

実践のための「ニュー・ジャーナリズム」の復権 「スペクテイター」第33号

 この連載は「100人にしかわからない本」と銘打っている。なので、この本について言及するには、少々申し訳ない気持ちもある。  2015年5月に発行された「スペクテイター」第3...
昼間たかしの100人にしかわからない本千冊 31冊目

取材の時にレコーダーなんか回すんじゃない!! ゲイ・タリーズ『有名と無名』

 連載回数も区切りを迎えたので、次はどのような本を紹介すべきかと考えて、ふと浮かんだのが、この1冊。  すでに絶版になっている、この『有名と無名』(青木書店)は、ゲイ・タリー...
昼間たかしの100人にしかわからない本千冊 30冊目

服を取り上げて内定辞退を阻止! バブル時代の就職活動は、非道だけれど羨ましい……

 ここまで、複数回にわたって、さまざまな雑誌記事をもとにバブルネタを取り上げてきた。  結局、バブルも今も世の中はいつでも残酷な現実しかないものだというのが、筆者の想いである...
昼間たかしの100人にしかわからない本千冊 29冊目

いつまで同じことをいってるんだ? 労働時間短縮「目標」だけはバブル時代と同水準の残酷

 昨年2月から始まったプレミアムフライデーって、どうなったんだろう?  ちょうど最初のプレミアムフライデーの日は、某役所に取材にいっていた。話の合間に、今日は3時で上がりでは...
昼間たかしの100人にしかわからない本千冊 28冊目

みなさん……そんなに「イカ天」面白いと思ってなかったんじゃないか?

さて、前回(リンク)に引き続き話題は「イカ天」である。  この番組を中心としたムーブメントについては、拙著『1985-1991 東京バブルの正体』(MM新書)でも多くのページを...
昼間たかしの100人にしかわからない本千冊 27冊目

「女のコがパンツを脱ぐ!!」やらせ番組だと思われていた「イカ天」への期待

5月に上梓した『1985-1991 東京バブルの正体』(MM新書)は、ことのほかに話題となり、派生してさまざまな依頼もあり、ありがたいことこの上ない、今日この頃。  とはいえ、...
昼間たかしの100人にしかわからない本千冊 26冊目

バブル時代、東京から脱出を志す人々がいた──1989年「SPA!」地方会社の『ゆとり生活』を読む

何かと地方取材に行く機会が多い、今日この頃。どこの地方でも必ず、都会の喧噪を逃れて移住してきた人には出会うものである。  最近は、地方の自治体が移住者を求めて、広く門戸を開く、...
昼間たかしの100人にしかわからない本千冊 25冊目

住むならどっち!? 多摩と湾岸で迷ったバブル時代と80年代雑誌の“ユルさ”

タイトルで「どっち」と書いたけれども21世紀の今、ほぼ決着がついているのは、ご存じの通り。  多摩地域のボロ負けである。  その名前の通り、まるで神殿のような街が建設されたパ...
昼間たかしの100人にしかわからない本千冊 24冊目

パソコン通信で彼女ができる? アマチュア無線では“オタサーの姫”が殺されていたバブル時代

「パソコン通信で、彼女ができる!!」  ああ、これを読んでパソコン通信を始めたヤツもいたんだろうなあ~。そんな感慨に耽ってしまう記事が掲載されているのが「スコラ」1989年5月...
昼間たかしの100人にしかわからない本千冊 23冊目

黒木香の焼肉屋は良心的だった!? タレントショップの流行に煽られた「一般人のサイドビジネス」

やたらとみんな稼いでいたと誤解されがちな、バブル時代。でも、好景気が正社員の給与に反映されるまでには、長い時間がかかった。  大卒初任給がようやく20万円台を突破したのは198...
昼間たかしの100人にしかわからない本千冊 22冊目

結局は9割が大樹に拠った……80年代に「フリーター」を推奨した人々の、その後の人生

フリーターという言葉を広めたのは、リクルートのアルバイト情報誌「フロムエー」。  1987年には「フロムエー」創刊5周年を記念して『フリーター』というタイトルの映画もつくられて...
昼間たかしの100人にしかわからない本千冊 21冊目

1989年、女子高生エロスの誕生──雑誌「GORO」がロリコンをとことん変態扱い!

長らく中断しておりました連載「100人にしかわからない本千冊」。このたび、バブルの熱気を再現した著書『1985-1991 東京バブルの正体』(MM新書)も無事刊行。  自分では...
昼間たかしの100人にしかわからない本千冊 20冊目

文学は悪女とビッチと売春婦でできている──『萌える名作文学 ヒロイン・コレクション』

ひと昔前の雑誌と書籍を中心に取り上げているこの連載だが、たまには最近のものも取り上げなくては、と思った。「出版不況」といわれながらも、日本で年間に発行される書籍は7万点以上ある。...

生き残るのは、まっとうな店だけ『Maid Cafe Style メイドカフェ・スタイル~お帰りなさいませご主人様~』

今回紹介するのは、メイド喫茶が全国で爆発的に増加する気配を見せ始めた時期に出版された本『Maid Cafe Style メイドカフェ・スタイル~お帰りなさいませご主人様~』(二見...
100人にしかわからない本千冊18冊目

「11歳衝撃のヌード」だって? 大宅壮一文庫で「児童ポルノ」を漁ってみるの巻

ヤツガレ、別の記事で執筆したように、国会図書館に対して閲覧禁止になっている「児童ポルノ」のリストを見せて、ついでに閲覧禁止になっている本を閲覧させてヨ! と要求したら蹴られてしま...
100人にしかわからない本千冊17冊目

ミニコミが熱かった時代「平凡パンチ」1975年2月5日号 「ミニコミ第三世代に注目」

もはや「ミニコミ」なんて言葉は、通用しない世代のほうが多数派になっているんじゃなかろうか。まず、Googleで検索してみたのだが、最上位に表示されたのは「日本語俗語辞書」なるサイ...

同人誌の売り上げを気にするヤツは死ねばいいと思った……『サンデーまんがカレッジ つくろう!同人誌』

今回、紹介するに当たって再読して、あらためて内容の素晴らしさに気づいた。  『サンデーまんがカレッジ つくろう!同人誌』。タイトルの通り「少年サンデー」編集部による同人誌の作り...
昼間たかしの100人にしかわからない本千冊15冊目

昔はこのくらい平気でした……伏せ字にする気のないヤバイ印刷所の実態『パソパラチャット』1998年12月号

いつの頃から、雑誌でヤバいネタを書きにくくなったような気がする。かれこれ30年くらい雑誌好きとして人生を送っていると、“雑誌=ちょっとくらい人の悪口を書いても平気なもの”というの...
100人にしかわからない本千冊 14冊目

アルバイトが楽しかった時代「Olive」1982年7月18日号

今回は「Olive」1982年7月18日号を紹介しよう。「Olive」といえば「オリーブ少女」という言葉まで生んだ、マガジンハウスのファッション誌。でも、それは83年からのことで...
昼間たかしの百人にしかわからない本千冊 13冊目

自動改札機が「SF的スピード」だった時代『ひとり暮らしの東京事典 84年版』

いまだに年末から年度末にかけてのこの時期には、文房具店の手帳売り場は賑わっている。でも、その需要は確実に減っているはずだ。筆者自身も手帳を使わなくなって長い。スケジュール管理は、...
昼間たかしの百人にしかわからない本千冊 12冊目

『烏城物語』と併せて読みたい市井の記録 岡長平『ぼっこう横丁』

誰それがこうやって儲けたとか、どこどこの人がこんな妙ちきりんなことを始めたとか、ちまたに現れる奇人変人のことなどなど、毎日さまざまな話が流れては消えていく。挨拶代わりのちょっとし...
昼間たかしの100人にしかわからない本千冊 11冊目

グラビアはどうでもいいけど、物の値段の変化にゾクゾクする!「GORO」1984年9月27日号

本棚を探っていて、「なんでこの号を買ったんだろうか?」と記憶をたどってみて思い出した。戸川純のセクシーショットグラビアが掲載されているからだった。大学生の頃から遅れてきた世代だっ...
昼間たかしの100人にしかわからない本千冊 10冊目

ロリコンはやっぱり永遠にロリコンだった……のか?『改訂版 ロリコン大全集』

どれだけ目を背けても、日本のオタク文化は、ロリコン(実写含む)とは切り離すことができない。オタク文化の愛好者が、近年問題になっている「児童ポルノ」と称される虐待の結果としての生産...
昼間たかしの100人にしかわからない本千冊 9冊目

ホントに一生恨んでいるのか? 『吾妻ひでおに花束を』

本書を語るためには、まず発見に至る過程を記さずにはいられない。時に1999年のこと、当時筆者はいろいろあって三重県は四日市市の郊外の辺鄙なあばら屋で暮らしていた。最寄り駅は近鉄線...
昼間たかしの100人にしかわからない本千冊 8冊目

あっと驚くパロディ満載!「パロディ・マンガ大全集」

「二次創作」という言葉の下で、パロディは主に同人誌の分野で盛んに行われている。二次創作の同人誌がどれだけ存在するかは、ある意味、原点となる作品の人気の指標としての側面も持っている...
昼間たかしの100人にしかわからない本千冊 7冊目

“落としやすい”女のコがいる大学は……?「平凡パンチ」1980年6月9日号

山ガールという言葉が流行したころから、本気の山でも女性の姿が増えてきた。「いわゆるあの娘はお嬢さま 俺はしがない山がらす~」とか自嘲しながら、ヒィヒィと岩にしがみついていた時代と...
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配給映画

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