日刊サイゾー トップ > インタビュー  > デヴィ夫人が仕事を選ばないワケ
ライバルはイモト!?

「タレント」という呼び名が私を変えた~デヴィ夫人がどんなオファーも断らない理由~

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――プロフェッショナルなんですね。

デヴィ あの方は完璧な「アクション芸人」ですから。

――……リアクション芸人でしょうか。

デヴィ そう! リアクション! 温泉湯に足突っ込んで「アツアツ~」ってね。私手を突っ込んでみたら、全然熱くないんですよ。

――(苦笑)。リアクション芸人として、出川さんから学ぶことはありますか?

デヴィ 彼は与えられた仕事を完璧にこなすでしょ。私自身も期待されていることを全うして、見ている人に楽しんでもらえるいいものができればいいという感じになっていますね。

――以前サイゾーでインタビューさせていただいた頃(2007年10月)は、ご意見番的な立場でテレビ出演されることが多かったと思うのですが、徐々に体を張る方向にシフトしていきましたよね。

デヴィ それこそ、私のチャレンジ精神ね。私の年齢でああいうことをするって、人間の大いなる可能性ではないですか。みなさんに元気や夢、希望を与える存在に今なりつつあると思うんですよ。だんだんやることがエスカレートしていますけど(笑)。

――体を張る大変なお仕事を受けるようになったきっかけは?

デヴィ 何からでしょうね……えっと、やっぱり『イッテQ』や『うわっ!ダマされた大賞』ですかね。スタッフの方も、最初はビクビクしながら「こんなこと、お願いできますか……?」って訊いてきていたんですよ。それを私がすべて見事にこなしてしまうので、だんだんと大胆になってきて、今じゃ「これもあれも」と。高所恐怖症なのに、バンジージャンプもしました。普通のバンジーじゃなくて、橋の上からのね。あれは本当に怖かったですね。

――高所恐怖症でバンジー……。

デヴィ あの時はバンジージャンプと川下りがあって、私コロラドリバーで川下りはよくしていたので「それならいいわ」と。川下りをやればバンジーはやらなくてもいいって思っていたの。そしたら両方ですって、アナタ。私が苦い顔をすると監督さんがあまりにがっくりして頭を抱え込んでしまったので、お気の毒で「無理です」とは言えなかったわ(笑)。人生最初のバンジーはマザー牧場というところで、私が催眠術にかかってバンジーができちゃうっていう企画でした。はたから催眠術なんて信じていませんが、私が飛ばなかったら催眠術が偽物だって証明することになっちゃうでしょ。その時も、その催眠術師を助けるために飛びましたよ。

――さすがにこれは無理……という企画は?

デヴィ 私、ジェットコースターがダメなの。絶対乗れない。できないのは、ジェットコースターとマラソンね。

――しかし、今までマラソンよりジェットコースターより厳しいことを、たくさんされてきたと思いますが。

デヴィ いいえ、マラソンはね、あれは心臓と肺活量の問題ですから。私、肺活量が少ないんです。

――スカイダイビングとか、イルカショーとか、以前ナイナイの番組で瓦割りにも挑戦されていました。セレブなお仲間たちから「そんなこともするの?」と驚かれませんか?

デヴィ それはもう年がら年中(笑)。「ビックリしましたよ。アナタ怖くないの?」って。そりゃスカイダイビングなんて4,000mから飛び降りるわけですから、その瞬間は、それこそ南無阿弥陀仏よ。でも、落ちた途端の美しさや終わった後の達成感から比べたら、どうってことないわよ。私、あと30年は生きたいと思っているの。やっぱり元気の秘訣は、いい仕事をして充実感を得ること、それから楽しくよく遊ぶこと。どんなに仕事で疲れても、時間さえあれば銀座に行ってよく飲んでますのよ。ほとんどの方は毎日を「生活」していますが、私は毎日を「生きて」いる。この差、わかります?

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