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北朝鮮の砲撃に「みんなで一緒に死ぬのも悪くない」韓国“7放世代”の冷ややかな反応

 砲撃のニュースが流れて間もなく、国民の間で「21~33歳の転役(兵役を終えて除隊した)男性招集案内。ニュースやSNS、ラジオなどで開戦宣布を確認した場合、基本的な生活必需品を持参の上、ホームページで本人の招集場所を確認後、速やかに招集に応えよ」という予備軍動員令に関するメッセージが広まったのだ。

 しかし、これは韓国国防部の素早い対処によって、虚偽であることが判明。たった1日で、このメッセージを発信した人物は逮捕された。犯人は今年3月に軍服務を終えて転役した20代男性。警察の取り調べに対し「みんなに不安を与えようと、軽い気持ちでのいたずらだった」と供述した。ただのいたずらとはいえ、厳しい時代を生きる7放世代である彼の心のどこかに、戦争が起きてほしいという願望があったのではないかと思われる。
 
 とはいっても、事実上、戦争に備えている韓国人は少ない。もういい加減に免疫がついたのか、スーパーで食料を買いだめするような現象もなく、砲撃があった地域を除いてはいつもと同じ平穏な日常を送っているらしい。多少の不安はあるかもしれないが、戦争についてそこまで深く心配をしなくなったのが現状だ。日本は戦後70年、韓国は独立70周年というめでたいこの年に、同じ民族同士が血で血を洗う悲劇が再び起こらないことを祈るばかりだ。
(文=李ハナ)

最終更新:2016/01/28 12:43
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