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週刊誌スクープ大賞

「女性をモノ扱い」で謝罪も……SPA!の「ヤレる大学ランキング」を、元名物編集長はどう読んだ?

 三つめは、国際社会はますます無秩序化していくそうだ。これはトランプ大統領だけではなく、メルケルの力が消えたドイツ、EU離脱問題で大揺れのイギリス、大衆のデモが吹き荒れるフランス、中国、韓国はいうには及ばず、第二次大戦後最大の混乱期といってもいいだろう。

 内田氏は、こういう時に必要なのは、「わずかな入力の変化を察知して、能動的に『驚く』人だけが『驚かされる』リスクを低減できる」のだという。

 鈍感でいてはならない。こまめに驚き、驚くことを楽しめというのである。

 ところで、石破茂氏が文春の「阿川佐和子のこの人に会いたい」に出て、安倍首相批判をチョッピリしている。

「たとえば以前、『こんな人たちに負けるわけにはいかない』なんていう発言もありましたが、“こんな人”も日本国民なんですよね。敵、味方を分けるんじゃなく、色んな意見を取り込んだうえで、できるだけ全ての人に公平、公正にやってるんだよ、ということを分かってもらわなきゃいけない。あるいは自由な議論が行われているか、常に点検して、そうじゃないと思われているならば、直していかなきゃいけませんよね」

 これが石破の精一杯のいい方なのだろうが、かったるいね。

 さて、貴乃花の連載を文春が始めた。父親・貴ノ花が大好きで、これだけ叩かれても裏切られても生きてこられたのは、自分は父親の分け身で、親父の代わりに生きなくてはと思っているからだと話している。あまりに真っ当過ぎて、読み物として面白味はない。

 フライデーも、独占インタビューと打っているが、こちらは「独占立ち話」。東大で昨年12月から、大学院生に相撲界の組織改革についての講義を受け持っているというので、その講義から出てきたところを直撃したようだ。

 一度、貴乃花の講義を聴講して、何を話しているのかを教えてくれないか。そっちの方が興味がある。

 元日の早朝、原宿の竹下通りにクルマを乗り入れ、8人をはね、そのうち19歳の大学生は硬膜下血腫で意識不明の重体という事件が起きた。

 犯人は日下部和博(21)。彼は普段から奇行が多く、逮捕されても「死刑制度に反対するためにやった」と話しているそうだ。

 もはや措置入院が必要なレベルだったのではないかと思われるが、近隣住民は逆恨みなどが怖くて、警察に通報できなかったのではないかと新潮は見ている。

 バカは隣の火事より怖いのだ。私だったらどうしていただろう。

 新潮に伝説の祇園芸者といわれた佳つ乃の近況が載っている。

 そうか佳つ乃も、もう54になるのか。郷ひろみや奥田瑛二と浮名を流したらしいが、私が覚えているのは、作家の伊集院静氏と競馬場へ来た時のことだ。

 素晴らしい着物姿で、ゴンドラ席の赤じゅうたんを歩く姿が、目に残っている。

 祇園遊びはしたことがないが、あんないい女と2人で酒を飲めたらいいだろうなとしみじみ思った。

 彼女が自分のブログで、12月12日に、「今迄、男性に頼らずに1人で頑張ってきましたが、お互いに心から信頼し支え合える生涯のパートナーに出会えて幸せどす」。

 新潮によると、この果報者は、任天堂の創業者の御曹司、長男の山内克人氏59歳だという。

 うらやましい話だが、一生安楽に暮らせるだけの株を、父親から譲り受けたらしい。

 まだ一緒には暮らさないで結婚もしないそうである。

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