日刊サイゾー トップ > 連載・コラム > 週刊誌スクープ大賞  > 小室圭さん&眞子さま狂想曲!
週刊誌スクープ大賞

「女性をモノ扱い」で謝罪も……SPA!の「ヤレる大学ランキング」を、元名物編集長はどう読んだ?

 寿屋(現サントリー)の「トリスを飲んでHawaiiへ行こう!」(作家の山口瞳がつくった)というキャンペーンが流行語になったのは61年である。

 流暢な英語を操り、世界中の街を自由に歩き回る兼高の姿は、長嶋茂雄以上に、日本人に夢と希望を与えてくれた。

 日本人に自由渡航が許されたのは64年(昭和39年=東京オリンピックの年)4月1日からだ。私も多くの国を旅したが、どこにも兼高の足跡が残っていた。彼女が海外旅行の素晴らしさを教えてくれたのだ。一度会ってみたかった。

 カルロス・ゴーン容疑者が8日、勾留理由の説明を受ける手続きの場で、「自分は無実だ」と主張し、注目を浴びた。ゴーンの弁護側は勾留の取り消しを請求したが、東京地裁はこれを却下した。

 欧米のマスメディアからは、日本の「人質司法」への批判が高まり、フランスでは推定無罪の原則があるのだから、ルノーのCEOからゴーンを降ろす必要はないという声も、閣僚から上がっている。

 今回、ゴーン容疑者の主張から明らかになったのは、容疑の核心の一つである、16億円を不正送金したといわれるサウジアラビアの実業家に対して、検察側は接触もしていなかったという「事実」である。

 あまりにも杜撰な検察側のやり方に、「国策捜査」だという批判が高まるのは必至だろう。

 文春は、ゴーン容疑者は拘置所で熟読しているという3冊の本をあげている。彼は熱心なカトリック教徒だが、今読んでいるのはチベット仏教の米国人尼僧による啓発書で、「恐れや痛みを受け入れること」「全ての始まりには終わりがあること」などと書かれているそうだ。

 もう一冊は、孤児で過去に性暴力を受けた男性主人公を中心に、同性愛や暴力、友情、絶望が書かれている、日系米国人の人気作家ハニヤ・ヤナギハラの『小さな人生』、それに、タイなどで修業した米国人僧侶の書いた『仏陀の教え』だそうだ。

 絶望、諦観、寛容と、揺れ動いているゴーンの心を表しているような本だと思うのは、穿ち過ぎか。

 ところでフランスの捜査当局が、JOCの竹田会長の東京五輪招致めぐる贈賄容疑の正式な捜査に着手したことが報じられ、騒然となっている。

 ゴーン逮捕への報復ではないかというウワサまで飛び交っているが、これは以前から報じられていたことで、急に出てきた話ではない。

 いろいろな見方があるようだが、この件には電通が深く関与しているという話もあり、広がりによっては、東京オリンピック開催にも影を落とすかもしれない。

 JALといえば、今や酒飲みの副操縦士や、機内でシャンパンを飲んでいたCAなどが次々に出て、交通省航空局から事業改善命令が出されたことが話題だ。

 だが文春で、JALの社員が、パイロットが当局のアルコール検査にひっかかり、乗務を禁止されたケースがほかにもあると告発している。

 告発者は、JALには独特の文化があり、機長以下全員が口裏合わせをして社内検査をパスすることもあるので、「外国当局から指摘されない限り、飲酒パイロットを発見できない状況でした」といっている。

 この春、私もハワイへ行くが、JALはやめとこうかな。

 お次は新潮から。巻頭の「御代替わり7つの謎」は紹介するところがないが、あの福田淳一前財務次官が、弁護士資格を認定されたという。

 民間企業では顧問弁護士にという引きがあるようだが、新潮ではないが、社内のセクハラ問題などが出てきたらどうするのだろう。

 次はポストから。安倍首相の秘書官を務め、加計学園問題では、愛媛県職員に「本件は首相案件」といったといわれる柳瀬唯夫が、昨年、経産審議官を退任したのは知られているが、柳瀬が12月1日に、東芝の関連会社の東芝クライアントソリューションに再就職していたと、ポストが報じている。

 柳瀬は、経産省内では、原発推進派として知られていたし、東芝とアメリカの原発メーカー・ウェスチングハウスの買収も後押しした。

 だが、福島第一原発事故が起きて、結果、東芝は破綻に追い込まれたのだ。

 その柳瀬が、なぜ、東芝の関連にいったのか。それに、彼が入った直後に、社名から東芝の文字が消え、ダイナブックという社名に変更したのだ。

 どうやら手厚く遇されるようだが、ポストがいうように、「これも首相案件」ではないのか。

 ところで東京医大というのは、私の家から近いし、カミさんの父親が入院していたので、昔から知っているが、度し難い病院のようだ。

 昨年7月に、文科省の局長が、息子を裏口入学させてもらう見返りとして、助成金を支給することが明るみに出て、東京地検に逮捕・起訴された。

 これだけではなく、贈賄側の臼井正彦・理事長(当時)らは、特定の受験生の得点に加算するなどの便宜をはかる見返りとして、大学側への寄付金を受け取ってきたのである。

 新潮によれば、去年の12月29日に、この件についての第三者委員会の最終報告書がひっそりと大学のHPに上げられたという。

1234567
ページ上部へ戻る

配給映画

トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • twitter
  • feed
特集

【4月開始の春ドラマ】放送日、視聴率・裏事情・忖度なしレビュー!

月9、日曜劇場、木曜劇場…スタート日一覧、最新情報公開中!
写真
インタビュー

『マツコの知らない世界』出演裏話

1月23日放送の『マツコの知らない世界』(T...…
写真
人気連載

『24時間テレビ』強行放送の日テレに反省の色ナシ

「愛は地球を救う」のキャッチフレーズで197...…
写真
イチオシ記事

バナナマン・設楽が語った「売れ方」の話

 ウエストランド・井口浩之ととろサーモン・久保田かずのぶというお笑い界きっての毒舌芸人2人によるトーク番組『耳の穴かっぽじって聞け!』(テレビ朝日...…
写真