日刊サイゾー トップ > エンタメ > お笑い  >  M-1予選で注目浴びた赤もみじ
納言も、ザ・マミィも注目株としてその名を上げた!

M-1グランプリ2019予選で突然注目を浴びた逸材! マセキ漫才の新星「赤もみじ」って何者だ?

村田の借金230万円!……はもうキャラとして弱い?

――赤もみじ結成までの経緯を教えてください。

村田 高校生の時から別々にやっていたんです。「ハイスクールマンザイ」に出ていて、僕が3年生、こいつが2年生で知り合いました。霜降り明星さんは僕より2学年上ですね。

阪田 そのころはそんなしゃべってなくて。お互いに顔を知っているぐらいでした。

村田 こいつのコンビは当時の相方がネタ作っていたんだけど、ブラマヨさんのネタをまるパクリしてたんですよ。

阪田 ワードを変えただけで、何が起きるかのフォーマットは一緒でしたね。

――それはウケるんですか?

阪田 高校生なんで、ウケるというより元気がよかったらいいというか……。

村田 僕のコンビは全然でしたけど、こいつは準決勝まで行ってました。その後、僕は大阪でフリーで芸人を1年だけやって、コンビで東京出てきたんです。トータルで4年ぐらいフリーでやってましたねえ。

阪田 事務所の入り方が分からなかったんですよね?

村田 養成所入るためにしていた貯金を、パチスロに使っちゃって……最悪です!

阪田 僕は当時の相方が「東京に行きたい」と言うんで、上京して東京のNSCに入りました。でも解散して、別の相方と組んでやってたんです。

村田 コンビ名「パスタ」、な。エゴサーチしても、10秒前にアップされた“おいしいパスタの画像”しかあがってこない。

阪田 美味しいパスタは日本中の人があげているから、ツイッターの更新も早いんです。

――「パスタ おもしろい」で検索しないと難しそうですね。

阪田 それはそれでおもしろい味のパスタが出てくるんで(笑)。そのコンビでは僕がネタを書いてたんですけど、1年経って、「もうネタ書けない、ムリだ」と思って。ちょうどその頃、村田さんがメシに誘ってくれたんですよ。

村田 僕もコンビを解散して、しゃべるヤツもいなかったんで。

阪田 東京で会ったのは初めてで、何やってるのか聞いたら、「月1回ぐらい舞台に出て、あとはパチンコとか競馬やったりしてヒマしてる」と。おもしろいこともネタ書けるのも知っていたんで、組みたいなと思って。それで前のコンビを解散して、フリーで一緒に始めたんです。

村田 漫才をやりたかったのもあって、こいつと組みました。そこからマセキのオーディションライブに出るようになって、大体1年ぐらいで事務所預かりになるんですけど……。

阪田 ちょうど1年ったころに、村田さんが路上禁煙してる姿をマネージャーさんに見つかったんですよ。それで「おまえらもうクビ」になりかけた。

村田 反省してます。結局、預かりになるまで2年かかりました。それが去年の6月ぐらいですね。

――赤もみじというコンビ名も気になるんですが。

村田 日本っぽい、和のコンビ名がいいと思ってたので、最初は「炎の武蔵」っていう案もあがったんですが、こいつが「それは名乗りたくない」って。元パスタが何言ってるねん!

阪田 いやー、炎の武蔵はちょっと(苦笑)。

村田 そのときバイトが一緒だった(同じ事務所の)ガクヅケの木田くんに、迷ってることを相談したら、「赤もみじ」を提案してくれたんで採用しました。最終的にはケータイアプリのルーレットを使って、「赤もみじ」か「炎の武蔵」かを決めようとなって、一発目に「炎の武蔵」で止まったんです。でも何事もなかったかのように「赤もみじ」に止まるまで回しましたね。

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