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エロの世界にも技術革新の波!?

台湾企業がGoogleをしのぐ高性能「モザイク除去ソフト」をリリースも、実力は“マユツバ”?

モザイクを除去する「JavLens」(公式ホームページより)

 ITをはじめとする技術革新は私たちの生活に大きな利便性をもたらせてきたが、それはエロの世界とて例外ではない。AR(拡張現実)を取り入れたAVがその最たるものだが、台湾では先日、モザイク除去ソフトがリリースされ、話題となっている。

 モザイク除去装置といえば、かつては成人誌の通販広告に必ず入っていたインチキ商品だが、やがてそんなものにだまされる者もいなくなり、いつしかその名を聞くこともなくなった。

 ところが2017年には、あのGoogleがモザイク除去機を発表し、話題になった。AI(人工知能)の判断により元画像を再現するというものだが、それでも再現性が高いとはいえなかった。

 しかし今回、台湾の「JavLens」が開発したモザイク除去ソフトは、かなりの再現性を誇っているという。「三立新聞網」(12月10日付)によれば、サンプルではモザイク処理されたアワビやイチジクのオリジナル画像が見事に再現されている。もっとも、これがヤラセでなければだが……。

 動画の処理も可能で、サイトのアドレスを入力すれば処理される。ポイント制になっており、500ポイント(約720円)から購入が可能。写真1点の処理には50ポイントが必要で、動画の場合は1分ごとに10ポイント。動画に字幕翻訳を入れることも可能で、それも1分ごとに10ポイントが加算される。同サイトによると、ユーザー数は7,300を超え、これまで処理した件数は3万6,000を超える。英語はもちろん、日本語や韓国語にも対応しており、世界中のユーザーを狙う野心がうかがえる。

 しかし、その実力は“マユツバ”だ。ユーザーからは、「たかだか2分の動画を処理し始めてすでに1日がたつ」とのコメントもある。確かに同サイトには、3回まで無料で試せると記されているものの、実際に動画のアドレスを入力してもなぜだかうまく処理されない。ポイントを購入しないとダメということだろうか?

 興味のある方はぜひ試してみてほしいが、くれぐれも自己責任で。

 

中山介石(ライター)

1970年、神奈川県横浜市生まれ。日本の食材をハンドキャリーで中国に運ぶ傍ら、副業として翻訳・ライター業に従事している。

なかやまかいすけ

最終更新:2019/12/18 18:00
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