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またも中居劇場が炸裂!? 思い出される森脱退会見の名仕切り…ジャニーズ会見の歴史をプレイバック

ジャニーズの権勢を象徴するマッチ金屏風会見

 例えば89年、近藤真彦が、中森明菜と並んでひらいたいわゆる金屏風会見だ。89年7月にマッチの自宅で自殺未遂を起こしていた明菜。同年の大晦日、金屏風が用意されていた会場で、記者もてっきり婚約発表かと思いきや、明菜ひとりが出てきて涙ながらに「皆さんにご迷惑をおかけし、そしてご心配をおかけしたことを本当に深くお詫び申し上げます……」と、か細い声で騒動について謝罪したのだ。

「マッさんチも途中で出てきましたが、明菜さんとの結婚に対する質問にも『そういうことはまったくありません』とキッパリ否定。現場は完全に統制され、後に続くジャニーズの恐ろしさを知らしめた歴史的会見となりました」(同)

 また、中居と同じ元SMAPメンバー・木村拓哉の結婚会見(00年)も、彼らしさが暴発している。

 00年11月、スポーツニッポンにより「キムタク、パパに」の見出しで超ド級のスクープが投下。さいたまスーパーアリーナでのSMAPのライブ終了後に、緊急結婚会見を開かれた。そこで木村は「結婚します」とあっさり一言。にこやかさはなく、淡々と聞かれたことに答えるだけで、どこか不機嫌そうでもあった。

「当時人気絶頂のSMAPにおいて、その人気を牽引してきたのが木村拓哉その人だった。そんな中での突然の結婚から会見となり、緊急にも関わらず200人近い記者が集まりました。関係ンの中では、『本当は自分の声で最初に報告したかったです』という言葉も飛び出すなど、不本意さが伝わってくるものに。中居さんとは対象的なスタンスを取る木村さんらしい会見でありました」(同)

 現役男性アイドルの結婚という意味では木村拓哉の会見は、のちの所属タレントたちへも強い影響を与えたと言っていいだろう。例えば井ノ原快彦は、ジャニーズ史上初の2ショット記者会見(07年)を敢行、現役アイドルの結婚が今以上にタブー視されていた当時において、ジャニーズタレントの2ショット会見は史上初だったとか。会見場へ上がる際には瀬戸朝香をエスコートする姿なども映し出され、ひたすら好感度が爆上がり。終始にこやかな会見となった。「あさイチ」(NHK)の司会に抜擢されるだけのことはある清潔感は、この頃から発揮されていたわけだ。

 そして近年で最も名会見とほまれ高いのが、山口を抜いたTOKIOメンバー4人による謝罪会見(18年)だ。

 会見では、全員涙ながらに謝罪。中でも松岡昌宏は理路整然と記者からの質問に答え、また山口に対しても「あなたは病気ですと言いました」「ずるい」「情けない先輩」などと厳しくコメントし、その男気が絶賛された。

「『松岡くんのファンになりそう』という声が溢れ、この謝罪会見をきっかけにあらたにTOKIOのファンになる『謝罪出の新規』というネットスラングが誕生し、ファンの間では飛び交いました」

 ここでの松岡は『ベストオブ謝罪会見作法』として表彰してもやりすぎではないだろう。

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