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週刊誌スクープ大賞

新聞社にジャーナリズムの矜持があるのなら、黒川検事長と賭け麻雀した自社の記者を解雇すべき

文=元木昌彦(もとき・まさひこ)

「週刊文春」(文藝春秋)2020年5月28日号より

今週の注目記事・第1位「現場スクープ撮 黒川弘務検事長は接待賭けマージャン常習犯」(『週刊文春』5/28号)

同・第2位「安倍の『火事場泥棒』すべて書く/どさくさ紛れの『年金75歳支給』」(『週刊ポスト』6/5号)

同・第3位「『小池知事』が導く『死のロードマップ』」(『週刊新潮』5/28号)

同・第4位「昭恵夫人『森友3ショット』見た国有地担当者が口を開いた」(『週刊文春』5/28号)

同・第5位「稲川会が『特殊詐欺に関与したら破門』の裏事情 一斉配布された異例の文書」(『フライデー』6/5号)

同・第6位「遺体管理学者伊藤茂教授が告発する『コロナ死』を隠す闇葬儀」(『FLASH』6/9号)

同・第7位「『レムデシビル』効果なし『アビガン』副作用なら『フサン』がある!」(『週刊新潮』5/28号)

同・第8位「NHK“朝の顔”『近江友里恵アナ』がひた隠す『15歳年の差婚』」(『週刊新潮』5/28号)

同・第9位「『石田純一』が語る『肺炎地獄』からの生還記」(『週刊新潮』5/28号)

同・第10位「沢田研二 志村けん『50年友情』」(『週刊文春』5/28号)

同・第11位「あゝ、甲子園中止!」(『週刊朝日』6/5号)

同・第12位「『唾液ストレッチ』でウイルス“退治”」(『週刊朝日』6/7号)

【巻末付録】ポストのSEXYグラビア採点!

 昨日(5月25日)、東京、神奈川などの緊急事態宣言も解除され、全国で少しずつだが、日常が戻りつつある。

 今朝のワイドショーでは、東京の主要駅から生中継で、混雑状況をレポートしていたが、ほとんどのところが、多少通勤客が増えたかなという程度だった。

 テレワークが増えたことと、多くの企業が5月一杯、社員に自宅で仕事をするように決めていたことがあるのだろう。

 それに、インタビューで多くの人が語っていたように、「まだ恐い」という意識が強いのであろう。

 安倍首相は、各紙の世論調査が軒並み20%台に落ち込み、早く経済を元に戻さないと、党内からも反発が出て、辞任に追い込まれかねないという危機意識があるのだろうが、これから来るであろう新型コロナウイルスの第二波は、これまでとは違うもっと深刻なものになるという“確信”があるのではないか。

 早く解除しないと、ずるずるこのままいってしまう。それに対する恐怖感が、1週間早い宣言解除になったのではないか。

 しかし、世界からは、何も対策もせず、ただ馬鹿の一つ覚えのように「自粛」「STAY HOME」と繰り返すだけで、感染者数はやや増えたが、死亡者数は800人を少し超えたぐらい(それもほとんどが60歳以上の高齢者たちである)で収まっているのは「奇跡」だといわれているが、日本人のほとんども、今の数字には実感がないと考えているはずだ。

 なぜなのか? BCG接種効果なのか、毎年、中国から多くのインバウンドが来ているため免疫ができているのか、致死性の弱いウイルスだからか、清潔好きの国民性のゆえなのか、日本のような高温多湿にウイルスが弱いからなのか。

 こんなはずはないと、私を含めて、多くの人間が疑心暗鬼になっているはずだ。

 だから、解除といわれても、喜んで外に出る気にならないのだ。

 朝日新聞DIGITAL(5月26日 11時00分)は、世界のメディアが驚いているとして、こう伝えている。 

――米誌フォーリン・ポリシーは日本の新型コロナ対策について「何から何まで間違っているように思える」と指摘した上で、それでも現状は「不思議なことに、全てがいい方向に向かっているように見える」と伝えた。「中国から大勢の観光客を受け入れてきたことを考えると、この死者率の低さは奇跡に近い」「日本がラッキーなだけなのか。それとも優れた政策の成果なのか、見極めるのは難しい」との見方も示した。

「不可解な謎」と題した記事を配信したのは、オーストラリアの公共放送ABCだ。公共交通機関の混雑ぶりや高齢者人口の多さ、罰則を伴わない緊急事態宣言を「大惨事を招くためのレシピのようだった」と表現。「日本は次のイタリアかニューヨークとなる可能性があった」と指摘した。

 海外ではこれまで、英BBCが「ドイツや韓国と比べると、日本の検査件数はゼロを一つ付け忘れているように見える」と報じるなど、日本のPCR検査数の少なさを疑問視する報道が相次いでいた。米ブルームバーグ通信はこの点について、「第1波をかわしたのは本当に幸運」「(第2波が来る前に)検査を1日10万件できるように準備しなくてはならない」という専門家の話をまとめた。

 英ガーディアン紙は「大惨事目前の状況から成功物語へ」とのタイトルで、日本人の生活習慣が感染拡大を防いだとの見方を伝えた。マスクを着用する習慣▽あいさつで握手やハグよりお辞儀をする習慣▽高い衛生意識▽家に靴をぬいで入る習慣などが、「日本の感染者数の少なさの要因として挙げられる」と指摘している――。

 安倍首相や小池百合子都知事は、死亡者を低く抑えられたのは、我々の力だといいたいのだろうが、さすがに彼らも、専門家と称する連中も、狐につままれたようで、現実感がないから、そういい出すわけにはいかないと、ためらっているのであろう。

 私は、嫌な話だが、日本ではこれから新型コロナウイルスのパンデミックが起こるのだと思う。

 だが何度もいっているように、重症化しやすい高齢者や持病のある人たちには、これからもなるべく自粛をしてもらって、感染したと思ったら、すぐに検査し、感染が判明したら入院・治療するための、医療施設や医者、看護師たちがいれば、大量の死者を出すことはないと思う。

 健康な若者や壮年たちには、外へ出て働き、遊んでもらって、高齢者たちは今しばらく自粛してもらうという、2通りの「新しい生活」群をつくれば、新型コロナウイルスをそれほど恐れることはないはずだ。

 若者たちよ、壮年たちよ、街へ出よ、人と会え、仕事をしようではないか。

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