本多圭の「芸能界・今昔・裏・レポート」

オスカープロ存続の危機!? 逆境を乗り越えてきた古賀会長が勇断を下すか?

文=本多圭(ほんだ・けい)

小芝風花・公式サイトより

 芸能界最強の美女軍団を抱える、最大手プロ「オスカープロモーション」。ところが、昨年末から、忽那汐里をはじめ、看板女優だった米倉涼子、剛力彩芽ほか、人気女性タレントが相次いで独立し、その存続を危ぶむメディアまである。

 とはいえ、オスカープロが、日本音楽事業者協会(音事協)に加盟するプロダクションを脅かす存在になったのは、創設者の古賀誠一会長が大手プロからの圧力との並々ならぬ戦いを経てきたからだ。このまま没落するとは思えない。

 モデルプロのマネジャーを経て、1970年に古賀氏が設立したオスカープロは、当初、モデルエージェンシーとしてスタートしたが、古賀氏自身は設立時から芸能界進出の野望を抱き、映画『ノンちゃん雲に乗る』に主演した鰐淵晴子はじめ、丘みつ子、佐野アツ子、それに岡崎二朗などを所属させていた。

 筆者が古賀氏と知り合ったのは、オスカーの看板女優だった鰐淵が、カメラマンT氏とニューヨークに逃避行するスキャンダルを起こした時だった。当時、「週刊ポスト」(小学館)の専属記者だった筆者が、オスカープロを取材したのがきっかけだった。

 女優だけでなく、その後、オスカーは少女アイドルユニット「パンジー」をデビューさせたが、音事協をバックにした大手プロの嫌がらせで潰された。

「『パンジー』だけではありません。オスカーに所属する女優は、ことごとく大手プロの圧力でテレビ界から排除されました。そこに風穴を空けたのは、“美少女ブーム“に乗った“ゴクミ”こと後藤久美子のデビューでした」(元社員)

 ゴクミは、国民的映画『男はつらいよ』シリーズのヒロインに抜擢され、テレビドラマからのオファーが殺到。CMにも引っ張りだこになった。約20年近く、大手プロの圧力に耐えてきたオスカーは、ゴクミをイメージキャラクターに、1987年から『全日本国民的美少女コンテスト』をスタート。アイドルスターを輩出し続け、所属タレント約6,500名が所属するマンモスプロに成長しながら、いまだに音事協に加盟していない独立独歩を貫いている。

 そうした自負もあるのだろう、古賀会長は「6,500名のうち、最近辞めたのはわずか10名ちょっと。米倉、剛力に替わる逸材はいくらでもいる。経営には全く影響はありません」と断言。オスカーの内情を知るテレビ関係者も、「2人の退社が与える影響は少ないでしょう」とみる。

「たしかに、看板女優の米倉が独立したのは痛いですが、彼女の場合、ギャラの取り分の大半は米倉でしたし、その米倉の独立がショックで辞めた剛力も、『ZOZO』創業者の前澤友作氏との熱愛が発覚してからは仕事が激減。一度は別れたものの、復縁したことで前澤色が抜けず、仕事が取りづらい状況でした。そんな2人が辞めても、オスカーとしては痛くも痒くもないでしょう。退社したそのほかのタレントについても同様のはずです」(オスカーの内情を知るテレビ関係者)

 米倉、剛力が退社する一方、ドル箱スターの上戸彩と武井咲は、古賀会長に忠誠を誓い残留。また、事務所は彼女たちに次ぐタレントのプロモーションに力を入れているが、なかでもイチ押しとされるのが、小芝風花、高橋ひかる、川瀬莉子、尾崎真花、奥山かずさ、吉本実憂の6人だという。

「その中でも独走しているのが、4月期の土曜連続ドラマ『美食探偵 明智五郎』(日本テレビ系)で主演の中村倫也の相棒役を演じた小芝風花です」(前同)

 小芝といえば、現在放送中の金曜ミッドナイトドラマ『妖怪シェアハウス』(テレビ朝日系)に主演しているほか、すでに10本のCMを抱えているが、こうして次々に新たなタレントを売り出すオスカーだけに、まだ多くの売れっ子予備軍を抱えているという現実は、音事協加盟プロにとっても脅威だろう。

 問題は、古賀会長の娘婿である堀和顕専務の存在だ。

 オスカーでは、2年前から大量の社員が退社しているが、これも堀専務のパワハラが原因だと囁かれ、一部メディアでも報じられている。そうした社内の異常な空気が、タレントたちの退社につながっている面もある。芸能プロにも、一般企業と同様にコンプライアンスへの取り組みが求められる時代。パワハラ問題をクリアしない限り、メディアの標的にされ続けるだろう。

 大手プロのイジメにも耐え、逆境を乗り越えてきた古賀会長。今後、堀専務に対して勇断を下すことはあるのか、その手腕に注目が集まる。

本多圭(ほんだ・けい)

本多圭(ほんだ・けい)

芸能取材歴40年以上、タブー知らずのベテランジャーナリスト。主な著書に『 スキャンダルにまみれた芸能界のトンデモない奴ら』など。

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最終更新:2020/09/09 10:30

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