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関口宏ら『サンモニ』で、大坂なおみへの批判誘導? 人権問題を政治問題化する危うさ

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関口宏。

 大坂なおみさん、おめでとうございます!

 というわけで、早朝に全米オープンに優勝した大坂さんの話題で持ち切りだった13日のワイドショー番組たちよ! 8月の「ウェスタン&サザン・オープン」を途中棄権したときには、「スポーツに政治を持ち込むな」って論調が大きかったのに、ネットで大反論に遭って学んだか? どこも7枚のマスクの写真、時にはそのマスクに記された名前の、犠牲になった黒人の方々の写真を映して紹介したが、どうも付け焼刃感がチラホラ。

 特にビックリしたのは、朝7時半から始まった『シューイチ』(日テレ)で、CM前に上重聡アナウンサーが「人種差別を訴える、大坂の快進撃を紹介します」とか言っちゃって。「いや、逆だから!」と大きく突っ込みたかったが、まぁ「シューイチ」だからゴニョゴニョ……。

 それよりも、真面目に深く取り上げていたからこそ問題を感じたのは、『サンデーモーニング』(TBS)。番組のエンディング、「風をよむ」で大坂選手から話を拡げて、「スポーツ選手が、人種差別などの政治的社会的状況に抗議して行動に示すという行為はこれまでにも見られました」と過去の例を挙げたのだが、なんだか拡げ方があらぬ方向だった。

 過去の例として番組が挙げたのはオリンピック。オリンピックには「オリンピック憲章50条」というのがあって、政治的、宗教的、人種的なプロパガンダは許さないとし、1968年のメキシコ五輪では、陸上1,2位になった黒人選手が表彰台で黒い手袋をはめてこぶしを突き上げ、黒人差別に抗議して大会から追放されたという。

 でも、それ、大坂さんと関係なくね? それは五輪。こちらは全米オープン。何故、今朝、それを共に語る必要はあるのだろうか? そこから番組では司会の関口宏が眉根を寄せて「オリンピックに政治を持ち込むべきじゃないと思った。でも、今回は応援したくなる。自分の中で整理がつかないんです」とか言う。

 コメンテーターたち……大学教授や新聞社の方々も、それに応えて「僕も整理がつかないです。おおっぴらにいいとしたら、何が出て来るかわかりませんから。人種問題といえば全面的に賛成しちゃいますよね。だけど、それで全て許したら、それはそれでめちゃくちゃになる。大会の主旨が失われる」(田中秀征氏)とか言う。ええっ?

 続いて毎日新聞論説委員の元村有希子さんも「大坂さんのようなマイノリティからの発信は社会を動かす力があるんですが、マジョリティからのプロパガンダになりかねない、というところがあります。マジョリティの人が立場を言うために政治をバックにした宣伝材料になりかねない。オリンピックは平和の祭典ですので」とか。ええっ?

 なんだか、まるで、大坂選手を批判する方向に誘導してるかのようにさえ思えてくる。

 しかし、それ、違うだろ? と番組の流れにノーを言ってくれたのがハフィントンポスト編集長の竹下隆一郎さん。

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