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米最高裁判事ギンズバーグが死去 女性の権利を訴え続け…トランプ政権ますます保守派偏重に懸念も

文=本田路晴

なぜRBGの後任選びがここまで注目されるのか?

 だから、歴代の大統領は自分の意に沿った最高裁判事を指名しようと常に知恵を絞ってきた。しかし、憲法の規定により、最高裁の判事は原則として、その地位は終身保証されている。判事が死ぬか引退を決意しない限り、欠員は生じない。大統領がいくら意中の人を最高裁に送り込みたいと思っていても、欠員が生じるのをひたすら待つしかない。

 最高裁が、大統領が推し進める政策を支持してくれるなら、これ程、力強い味方はない。しかし、事あるごとに違憲と言ってくるようでは“目の上のたんこぶ”でしかない。

 大恐慌時から第二次世界大戦と、米国の最も困難な時期に大統領を務め、米史上、唯一の四選を果たした民主党のフランクリン・D・ローズヴェルト(FDR)大統領は、大恐慌の米国を救うべく推し進めたニューディール政策に批判的な、過去の共和党大統領指名の最高裁判事の影響力を弱めるべく、一策を講じた。最高裁の定員は今と変わらず9人で終身制だったがFDRは、最高裁判事が70歳と6カ月を過ぎても引退しない時は、大統領が同数を任命し、最高裁判事の総数を最大で15名まで増員できるようにしようとした。大統領が法案を提案した1937年当時、最高裁判事9人のうち6人が概に70を超えていたので、同案が通れば、これら判事たちの引退を待たずとも、FDRは政権寄りの判事を指名できると目論んだ。しかし、法案は「コートパッキング・プラン(判事押し込み計画)」として批判され、結局廃案となった。

 FDRのように人気があり、選挙に圧勝した大統領でも、司法の独立性を捻じ曲げることはできなかった。ゆえに、最高裁判事の人選は今も変わらず、時の大統領の持ち合わせた運に大きく左右される。一期4年で終わった民主党のジミー・カーター大統領はそうした機会に一度も恵まれなかった。カーター氏と異なり、共和党のロナルド・レーガン大統領は指名の機会に恵まれた。1981年に、サンドラ・デイ・オコナー氏を初の女性最高裁判事に任命したのを皮切りに、アントニン・スカリア判事、ロバート・ボーク判事と計3人の最高裁判事を二期八年の任期の間に指名する。

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