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河野大臣も目が届かない? 霞が関だけじゃない! コロナ禍でもやめられない芸能&スポーツ「紙文化」

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※写真はイメージです。(GettyImagesより)

 先月25日にハンコ廃止を強力に推し進めている河野太郎行政改革大臣が、次なる目標としてペーパーレス化やFAXの廃止を訴えているが、それらを報じるマスコミ業界でも改革は進んでいないのが現状だ。

 情報番組の芸能デスクは「いまだに記者会見をはじめ、PR関係のリリースはFAX配信が多いですね。特に、芸能プロからの冠婚葬祭関連の発表がメールで送られてきたのは、記憶にない。PDFファイルで、暗証番号を入れるなどセキュリティをしっかりやれば今すぐにでもペーパーレスが可能だけど、一向にそれをやろうとしない。完全に遅れていると思います」と指摘。

 記者会見案内については、メールによる配信もあるというが、記者たちの間では「いずれにせよ、紙ベースで出して取材スケジュールを組んだりするから結局一緒(笑)。すべて、オンライン上でやれるようにならないと、今後も変わらないよ」と嘆いている。

 スポーツに関しても一緒だという。スポーツ紙の運動部デスクが実情を明かす。

「プロ野球球団のリリーフは、いまだにFAXで投げ込んでくる球団がありますし、サッカーのJリーグのクラブチームもそう。コロナ禍で記者はテレワーク中なのに、問い合わせすると『FAX入れましたので』との回答だったことも(苦笑)。もっと酷いのは五輪種目にもなっているとある競技の大会取材申請で、申請もFAX限定の上、大会事務局が承認印を押したものをFAXで返すから当日、紙に出力をして持参せよという内容だった。「『史上最もイノベーティブで、世界にポジティブな改革をもたらす大会』を謳っているのにこんな有様なので、現場では『時代錯誤もいいところ』と苦情の声が多かったですね」

 もっとも、一部の競技団体は「今春以降、FAXとメール両方で受付したり、会見もYouTubeチャンネルを臨時で開設、現地に行けなくてもネット上で参加でき質問できる体制を整えた」という話もあり、進歩している面もあるが……。ハンコ廃止、ペーパーレス化は何も霞が関だけの話題でないのは間違いない。

最終更新:2020/10/05 11:41
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