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東京03・飯塚悟志『恋あた』の演技力に注目集まる…俳優顔負けの“ちょうどいい”存在感

文=早乙女りこ(さおとめ・りこ)

この恋あたためますか』公式サイトより

 12月1日に放送された森七菜主演ドラマ『この恋あたためますか』(TBS系)の第7話、物語は新たな展開を迎え、最終章へと向けそれぞれの恋が加速し始めた。

 浅羽(中村倫也)にフラれた樹木(森七菜)は今度こそ想いを断ち切ろうと、前回浅羽からプレゼントされたスノードームを突き返し、新谷(仲野太賀)と付き合い始めることに。その報告を新谷から受けた浅羽は、ショックが隠しきれない。そして、そんな浅羽の様子にますます不安な気持ちを大きくする、浅羽の恋人・里保(石橋静河)。メイン4人の四角関係に変化が起き、さらにこれから訪れるかもしれない、新谷と里保の悲しい予感に胸が痛くなる回であった。

 そんななか、毎回視聴者に癒しを与えてくれる存在がいる。それは「ココエブリィ」上目黒店の店長、上杉和也(東京03・飯塚悟志)だ。登場回数はそれほど多くはないが、じわじわとその役柄と、演じる飯塚自身の人気が回を重ねるごとに上がってきている。放送後には視聴者からは「今日も上杉店長楽しそうで何より」「可愛すぎて、さとししか勝たん」「飯塚悟志の演技が良いし、飯塚悟史可愛い」などの声が毎回SNSで上がり、店長の出演シーンが多かった第6話の放送後には「恋あたは中村倫也よりも飯塚悟志を見るんです」といった声まで上がっていた。

飯塚演じる上杉店長の人気の理由

 まず店長の人柄が大きな理由の1つ。ドラマ公式HPには「本部からの大量かつ高度な要求と、現場での人手不足など問題山積のコンビニチェーンにおいて、間に挟まれ文句も言いつつも、やる男。わがままな要求も全部聞き入れ、困り顔が常態化している。働く若者たちの良き相談相手」とある。実際、樹木の背中を押したり、励ましたり、落ち込む新谷に的確なアドバイスで励ましたことも。そしていつも若者と一緒に、むしろ誰よりも一番楽しそうに、はしゃいでいる。

 第7話では樹木との何気ないラインに目を奪われた視聴者もいた。樹木の携帯に新しく届いたコンビニカーの画像を送ってきた店長だが、その会話の前に、にんじんのヘタの写真と「見て見て。最近、リボベジにハマってるの。これはニンジンさん。これは3日目。可愛いでしょう?」のメッセージ。これだけでも店長の可愛さはお分かりいただけるだろう。

 恋バナ好きで、花火も温泉も誰よりも全力ではしゃぎ楽しむ、子供のような店長。その一方で、皆に優しく、困りながらも温かく、包容力もある。そんなキャラクターだからこそ、愛されるのだろう。

役者・飯塚悟志の魅力

 そして、その役を演じる飯塚の魅力もまた大きい。人気お笑いトリオ「東京03」のリーダーであり、鋭いツッコミと、天才コント職人とも呼ばれる質の高い脚本力が高い評価を得ている飯塚。最近ではコントで磨かれた、自然で人間味あるその演技力の高さにも注目が集まっている。11月21日に放送開始された、大塚製薬株式会社の「カロリーメイト」の新CMでは、コロナ禍で受験生を見守り支える教師役を熱演して話題となった。優しく、温かく、包容力のあるそんな役が『恋あた』の店長に通じるところもあり、もしかしたらそれは飯塚本人が持つ魅力なのかもしれない。本当に身近にいそうな自然さでありながら、こんな上司や先生に出会いたいと思うような役を完璧に演じる飯塚。それはまさに、優秀な脇役に必要不可欠な“ちょうどいい存在感”である。

 2016年に放送され、話題を呼びシリーズ化、劇場化もされた『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)や、“おじキュン”といった言葉が生まれた『私の家政婦ナギサさん』(TBS系)から、近頃はおじさんをかわいいという若い女性が増え、すっかり“かわおじ”ブームが定着しているようだ。飯塚もそんな時流に乗って、かわおじとして持ち前の演技力で今後も幅広く活躍してくれるだろう。

 『恋あた』の展開も気になるが、ドラマを支えている名脇役が今後どんな活躍をして物語全体をあたためてくれるのかも気になるところ。飯塚演じる店長のこれからに大いに期待したい。

■番組情報
火曜ドラマ『この恋あたためますか』
TBS系/毎週火曜日22時~
出演:森七菜、中村倫也、仲野太賀、石橋静河、佐野ひなこ、利重剛、市川実日子、山本耕史 ほか
脚本:神森万里江、青塚美穂
演出:岡本伸吾、坪井敏雄、大内舞子
プロデュース:中井芳彦、黎 景怡
音楽:木村秀彬
主題歌:SEKAI NO OWARI 「silent」
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/koiata_tbs/

早乙女りこ(さおとめ・りこ)

早乙女りこ(さおとめ・りこ)

東京生まれ神奈川育ちのフリーライター。映画・ドラマはジャンル問わず幅広く鑑賞しており、物語の展開を予想したり、役者の演技を複数作品で見比べたりすることが趣味。

最終更新:2020/12/07 16:00

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