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火将ロシエルが明かす2020年のコスプレイヤー グラビア進出、コミケ中止で生活苦…

生活苦でエロに走るコスプレイヤーも……

ーーイメージDVDの存在大きかったということですが、現在サードDVD『ろしにゃんクエスト~Lv999の恋人~』(リバプール )が発売中です。どういった作品ですか。

 コスプレ好きの彼女とイチャイチャの旅行に行くという内容で、勇者、魔法使い、武闘家、お姫様と7つの職業に変身します。設定ごとで口調が変わっていて、その掛け合いを楽しむ感じです。遊びが入りすぎているタイトルで、今回もカオスな内容になっています(笑)。

 撮影自体も慣れてきて、1作目2作目よりもかなりレベルアップしています。お気に入りの衣装は勇者かな。自分で衣装をデザインして、水着も選んでいます。

ーー2020年はコスプレイヤーにとって大事なイベントであるコミケが開催されませんでした。

ロシエル:6年前から毎年2回のコミケに出てたので、6年ぶりに何もないかったので寂しかったです。スタジオを手配してカメラマンを手配して、自分で編集、デザインをして、データ入稿して発送する――。自分の趣味で作る作品作り、その一連の流れがなくなっちゃったので。

 コミケでしか会えないレイヤーさんもいっぱいいる。その子たちとコミケで情報交換とかしてたんですけど、そもなくなった。お互いの写真集の交換とかがなかったので、いろんな作品を見て楽しむこともなくなりました。

ーーコロナ禍でできた時間は家でどう過ごしましたか。

ロシエル:撮り溜めていたアニメ、映画を見たり、漫画読んだりと充実してました。映画にはすごいはまって。泣くことですごく気持ちがすっきりする人間なんで、色んな犬の映画を観て、泣いてました。でも一番泣けるのは『ウォーキング・デッド』で鉄板です。

ーー泣くために『ウォーキング・デッド』見る人、初めて知りました(笑)。コロナの影響で、自撮りグラビアが各雑誌に掲載されましたが、あれって撮っているときに「私、何してるんだろ」とかならないものですか?

ロシエル:そうですね、撮っているときは無言です(笑)。お家グラビアでも自分の個性を出したいと思い、他の人がやらなそうなシチュエーションで撮ってました。ソファでスプラトゥーンの機械を持ちながら取ったり、キッチンで水着にフライパンを持って料理しているところを撮ったり、一人で頑張ってました。

ーーコスプレイヤー全体として、コロナの影響は大きかったでしょうか。

ロシエル:おうち時間が増えたことで作品愛を深められたことはプラスなんですけど、マイナス面はイベントが軒並み中止になって、一目に触れる機会が少なくなったことですね。あとは収入。コミケがなくなって、お金を稼げるイベントが少なくなり、かなり生活苦しい子がいっぱいいます。

 すごくエッチな写真をのせてお金を集めるみたいなことが多くなった。自社通販でチェキをいっぱい売る子もいれば、ファンクラブを立ち上げて、そこでエロで売る子もいる。露出はめちゃくちゃ上がり、コスプレヤーのイメージが悪くなった面はあるなと思います。一般の人、たとえばおじいちゃん、おばあちゃんには同じコスプレイヤーとして一緒に見られてしまうので、もうちょっとちゃんとしてほしいなという思いはあります。

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