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草なぎ剛、主演映画が大好評!史上初の快挙達成の可能性に期待集まる

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2006年の草なぎ剛(写真/GettyImagesより)

 草彅剛の主演映画『ミッドナイトスワン』(内田英治監督)が大ヒットの兆しをみせている。

 同映画は、男性として生まれたトランスジェンダーの凪沙(草彅)が、親に育児放棄された親戚の少女を預かったことで母性愛が芽生え、“疑似母子”となる切ない物語だ。

 9月25日に先駆け、ウェブ用に制作された予告編が世界最長となる925秒(15分25秒)であることも話題になった。

 当初は全国150館で公開後、口コミで評判が広がり、ロングラン上映が続き、興行収入は公開10週目で6億5000万円を突破。さらに公開規模が拡大し、内田監督による同名の小説版(文春文庫)も累計発行部数が8万部を突破した。

「SMAP時代ならば決して受けなかったであろう作品で、かなギリギリのところを攻めている。もともと、演技力に定評があった草彅でないと出せないようなリアリティーがあった」(映画ライター)

 さらには公開前のタイミングで、草なぎは劇中で演じたトランスジェンダーの「凪沙」として、「週刊文春」(文芸春秋)の巻頭グラビア「原色美女図鑑」に登場。ミニのワンピースやナイトガウンなど5パターンを披露。メイクやスタイリングには、普段の倍以上の2時間をかけたのだとか。

 同コーナーは1989年6月にスタートした長期連載として知られ、旬の女性たちが続々と登場しており業界関係者からの注目度も高い。また、男性が被写体となるのは32年目にして初めてとなったという。

「そんな経緯もあったので、今年度の映画賞レースで期待されているのが、同作での草彅の快挙なんです。演じたのが女性役なので、主演男優賞ではなく主演女優賞にノミネートされる可能性もありそう。もし、受賞すれば日本映画界初の快挙だが、草彅の熱演ぶりを見ればそれも納得するはず」(芸能記者)

 受賞しても「受けるかどうかは微妙なところ」(同)という声も上がるが、ぜひとも旧態依然とした業界に、新風を巻き起こしてほしいものだ。

最終更新:2020/12/21 12:37
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