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ラグビー日本代表・福岡堅樹、医学部合格の快挙で浴びせられた“冷笑” 受験生たちの本音とは

ラグビー日本代表・福岡堅樹、医学部合格の快挙で浴びせられた冷笑 受験生たちの本音とはの画像1
福岡堅樹(Getty Images)

“凡人のやっかみ”と言われればそれまでかもしれないが、釈然としない思いを抱えた人は多かった。

 ラグビー日本代表の福岡堅樹が20日、ツイッターで順天堂大学医学部に合格したことを発表した。福岡は筑波大学在籍時から日本代表メンバーに選出され、卒業後はパナソニックに入団。快速ウィングとして鳴らし、2019年に開催されたW杯では4試合で4トライを決めた。

「福岡は医者の家系に生まれ育ち、高校卒業後に医学部を目指しましたが、受験に失敗。一浪で筑波大情報学群に進み、ラグビーでみるみる頭角を現したため、医学部挑戦は先延ばしされていました。W杯で活躍した彼は、ラグビー人生の総仕上げとして、東京五輪に7人制ラグビー代表で出場することを目指していましたが、五輪が延期されたため、出場を断念。ラグビーは今季のトップリーグで現役引退することを発表しており、いよいよ第2の夢に向かうことになります」(週刊誌スポーツ担当記者)

 福岡は20日に行われたトップリーグの試合にも出場し、トライを決める活躍を見せたばかり。ハードな練習を続けながら勉強も並行して行う姿勢には、ただただ頭が下がるばかりだ。“肉体派”と思われがちなラグビーだが、実は勉学も優秀な選手は多い。

「高校ラグビーの強豪校には文武両道の進学校が多く、全国大会の『花園』には、浦和高校(埼玉)、早稲田実業、国学院久我山(東京)、桐蔭高校、慶応高校(神奈川)、大分舞鶴(大分)、長崎北陽台(長崎)など、名門校が数多く集います。福岡が卒業した福岡高校(福岡)も県屈指の進学校で、“福岡高校の福岡クン”は当時からラグビーファンの間では有名でした」(同上)

 米・大リーグの大谷翔平は投手と打者の二刀流だが、こちらはラグビーと勉強の二刀流。まさしく快挙と呼ぶべき偉業だが、合格の報に納得がいかなかったのは医学部受験生たちだ。

「医学部入試に関しては2018年、複数の大学で女子や浪人生を不利に扱っていたことが分かり、大騒ぎになりました。酷い大学では、80点近くも減点する不平等な差配が行われていたケースもあり、現在、大学を相手取った複数の裁判が進行中です。

 その中でも“とりわけ酷い”と、関係者の間で囁かれたのが順天堂大学です。男女の合格率は、2018年が約2:1だったのに対し、2019年はほぼ1:1に変わっており、“不正”が存在したことは明確ですし、文科省の指導で大量の追加合格者が出る騒ぎもありました。一方では多浪生に異常に厳しいことでも有名で、医学部専門予備校では、多浪生には順天堂は避けるように指導するのが当たり前。福岡は現在28才ですから、合格はかなり“特殊”ですね」(大学受験雑誌編集者)

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