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岸田文雄首相が掲げる絵空事の「新しい資本主義」と後手後手のコロナ対策

岸田文雄首相が掲げる絵空事の「新しい資本主義」と後手後手のコロナ対策の画像1
Getty Images

今週の注目記事・第1位「埼玉医師銃殺母子密着男(66)は魔除けにすがった」(『週刊文春』2/10日号)

同・第2位「トヨタの暗雲『そして誰もいなくなる』」(『週刊現代』2/12日号)

同・第3位「深津絵里を『カムカム』に導いた『不良10代』『母との別れ』『内縁の夫』」(『週刊文春』2/10日号)

同・第4位「娘は“私たちが容疑者になっている”とうめいた」(『週刊新潮』2/10日号)

同・第5位「岸田不況がやってくる」(『週刊文春』2/10日号)

同・第6位「秋篠宮さま(56)NY総領事と異例直談判! 小室圭さん『再試験も絶望的』眞子さん(30)の厳冬」(『女性セブン』2/17・24日号)「『なぜ私ばかり……』眞子さん佳子さまの不信 秋篠宮の『転向』」(『週刊文春』2/10日号)

同・第7位「ウクライナ危機は策士プーチンの思う壺に」(『ニューズウィーク』2/8日号)

同・第8位「『羽生結弦』“金への聖戦”で不死鳥伝説ホカ」(『週刊新潮』2/10日号)

同・第9位「10年間『空き巣』で妻子4人を養った男の手口と盗んだ金額」(『週刊新潮』2/10日号)

同・第10位「商標をいきなり『譲渡』していたステーキ企業の名前」(『週刊文春』2/10日号)

同・第11位「埋没『立憲』立て直しの処方箋」(『サンデー毎日』2/13日号)

同・第12位「日本経済を甦らせる最強経営者BESTランキング」(『週刊ポスト』2/18・25日号)

同・第13位「『ヤクルト高津監督』が語り継ぐ『ノムさん』の教え」(『週刊新潮』2/10日号)

同・第14位「追悼 石原慎太郎が本誌に語り尽くした『我が「太陽の季節」』と『裕次郎』」(『週刊新潮』2/10日号)

【巻末付録】現代とポスト、SEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 

 今週は全て勢ぞろい。早速、新潮の追悼! 石原慎太郎からいこう。享年89。年に不足はないが、いなくなると少し寂しい気がするのはどうしてなのか。

 私は、1回しか会ったことはない。それも入社したての頃であった。短い随筆を書いてもらったと記憶している。

 自宅に取りに行って、もらって帰ってきたが、机の上に原稿を広げて読もうとしても、何がなんだかわからない。

 あまり下手な字で読めないのだ。途方に暮れていると、先輩がこういった。

「そのまま印刷所に入れてみな。慎太郎番の植字工がいるから拾ってくれる。ゲラで読んだ方が早い」

 そんなものかと、何もせずに、そのまま印刷所へ送った。

 ゲラが上がってきた。すらすらと読めるではないか。驚いた。印刷所には、読みにくい作家の字を判読する“名人”たちが多くいた時代だった。

 だが、一難去ってまた一難。ゲラを慎太郎に持って行って、手を入れてもらうのだが、これまた読めない。

 思い切って、面前の慎太郎に、「すいませんが、ここの字が読みにくいのですが」
と恐る恐る聞いてみた。

 ご本人、顔をしかめてゲラをつかみ取った。しばし、ゲラをにらみ、首を何度か傾げた。そしていった。

「オレにも読めねえ」

 新潮は、昨年、慎太郎にインタビューしていた。そこで、新潮に言及した週刊誌論があるので紹介しよう。

「一般出版社が手がける初めての週刊誌として『週刊新潮』が誕生したのもその頃(慎太郎が『太陽の季節』を書いた頃)です。『週刊新潮』の創刊当時は、楽しい時代でしたよ。それと比べて今は嫌な時代だね、本当に。週刊誌を筆頭に、他人のプライバシーを漁って、喰いモノにするメディアが跋扈している。豊洲問題のときなどは、私も心底、嫌な思いをしたものです。メディアが堕落して正当な評価が下せない、浅はかな時代になってしまった。『週刊新潮』にもその責任はあるぞ」

 お次もやはり新潮のヤクルト高津臣吾監督のインタビュー。2年連続最下位から、チームを日本一にした高津監督の采配の要諦は、やはり野村克也監督の教えだったという。

「どれだけ卓越した選手でも三振やエラーは必ずあるわけです。そんなときは、失敗を叱責するのではなく、『こうした方がいいんじゃないかな」と端的にアドバイスをする。もしかしたら、選手は我々以上にミスを重く受け止め、原因を深く理解しているかもしれない。であれば、一から十まで諭すように説教するのではなく、短い言葉でシンプルに伝える。そんな言葉の方が心に刻まれ、自分なりに考える余地が残ると思うんです。野村監督は『監督の仕事は気づかせ屋だ』と話していましたが、まさにその通りだと感じます」

 野村は偉大だな。誰か、長嶋監督の教えを守っている若い監督はいないのかね。いないだろうな。

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