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秋篠宮「パラリーガルのままでよいですよ」 小室圭、眞子さまご結婚問題の“発端”

カネと宗教、そしてカリスマの話

 ポストは大テーマに挑戦している。新宗教のカネと実力を考えようというものだが、古くて新しい話ではあるが、どこまで迫れたのだろう。

 新宗教の雄といえば、創価学会を置いてない。昔は、池田大作会長の本を新聞社、出版社が奪い合った時代もあった。

 だが昨今、その集票力にも陰りが出ているといわれている。

 昔は800万票といわれたが、2019年の参院選では約654万票にまで落ち込んだ。これでも十分多いが、昨年の衆院選では、比例代表で711万票と戻している。

 ポストによれば、自民党は、ますます創価学会依存を強めているという。だが、立正佼成会はリベラルで立憲民主党に傾斜し、保守派の崇教眞光は下村博文元文科相と近いそうだ。

 だが、他の新宗教団体を根掘り葉掘り探っても、創価学会をしのぐ勢力はいまだにない。

 その創価学会にも陰りが見えるのだから、他は推して知るべしである。

 私は、創価学会の政治部隊である公明党に存在理由があるとすれば、平和を持続させるために、自民党と日本維新の会が画策している憲法改正を阻止するよう、もっと活発に動いてもらいたいと思う。

 実際に世界戦争が絵空事でない時代に、平和を守る、他国に戦争は仕掛けないことを高らかにうたった日本国憲法は、ますます重要な存在になってきている。

 戦争は絶対にしない。これこそ、昭和世代が孫子に残すべき唯一の贈り物である。

 お次は現代の、カリスマか老害か問題に移ろう。

 日本電産の永守重信(77)は、何人かを社長に据えたが、2年も経つと「やっぱり失敗だった」と経営権を取り上げ、4月の決算説明会では自らが経営のかじを取ると宣言した。
 ユニクロの柳井正も、後継を育てられていない。セブン―イレブン・ジャパンの鈴木敏文は、息子を次期社長に据えようとして、取締役会で返り討ちに遭い、解任されてしまった。

 カリスマといわれた経営者たちも、いずれはその座を去る。後継が育たなければ、その企業の将来は暗いものになる。

 ソフトバンクの孫正義は、世界中の財閥の歴史と仕組みを調べさせ、ソフトバンクを持ち株会社に移行させた。一代で巨大なグループを作り上げたが、今度は、そのかじ取りができる人間は孫しかいなくなってしまったのである。

 ひとつ間違えると、どんな巨大な企業を作り上げても、あっという間に崩れ去ることは、これまでの歴史が物語っている。

 企業は人なりだが、その人探しが難しいのである。

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