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平野紫耀『クロサギ』、永瀬廉『新・信長』の二の舞いにはならない?

平野紫耀『クロサギ』、永瀬廉『新・信長公記』の二の舞いにはならない?

 さらに、最近のジャニーズに対し、制作能力の低下を指摘する声もあるようだ。

「ジャニーズといえば、過去には堤幸彦氏や宮藤官九郎、野島伸司氏など、ヒットメーカーと言われる脚本家と組み、話題作を続々と世に送ってきた時代もありました。しかし、近年は不発ばかり。現在、ドラマ業界で“2大巨頭”と言われる脚本家『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)の野木亜紀子氏や、『大豆田とわ子と三人の元夫』(フジテレビ系)の坂元裕二氏が、最近はジャニーズドラマから離れているあたりも、なんだか示唆的です」(エンタメ誌ライター)

 過去に野木氏は松本潤主演の『ラッキーセブン』(フジテレビ系/2012年)など、坂元氏は当時SMAPの香取慎吾主演の『西遊記』(同/2006年)などに関わってはいるが、確かにここしばらくはジャニーズ主演作と縁遠い。平野ら人気ジャニーズタレントとタッグを組めば、ヒットは間違いなさそうだが……。

「今のジャニーズは求心力を失っているのか、昔と違って人気脚本家からの支持をあまり得られていない気がします。だとすれば、ジャニーズがすすんで新しい作家や演出家、斬新な企画を発掘する必要がありますが、最近の出演作を見る限り、そんな気概は感じられません。原作モノやリメイクでお茶を濁している状況は、一ジャニーズファンとしてはもどかしいですね」(同)

 平野版『クロサギ』は前作のヒットもあって、『新・信長公記』の二の舞いにはならなさそうだが、“山P版”と比べられるのは避けられないだろう。とりあえず今は、前作で堀北真希が演じていたヒロイン・吉川氷柱役に誰が配役されるかを含め、続報を待ちたい。

鈴木紬(エンタメ系ライター)

元アイドル誌編集者。宮迫博之の焼肉屋「牛宮城」を誰かにおごってもらう日を夢見る芸能系ライター。芸能人のYouTubeやSNSのパトロールが日課。

すずきつむぎ

最終更新:2022/08/20 11:30
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