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『Believe』最終話目前で逮捕…狩山・木村拓哉の無実を証明するのは元同僚か都知事か

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木村拓哉(写真/Getty Imagesより)

 6月13日、木曜ドラマ『Believe-君にかける橋-』(テレビ朝日系)の第8話が放送された。会社の上層部に部下、弁護士、そして共に橋を建設してきた現場の仲間にまで裏切られていた狩山(木村拓哉)。崩落事故の真実を追求する“正義の脱獄犯”から一転、玉砕覚悟で巨大権力に牙を剥く“復讐者”へと変貌する衝撃回となった。

 本作品は、大手ゼネコン・帝和建設の土木設計部部長・狩山が、東京都が注力していた一大プロジェクト・龍神大橋の崩落事故の責任を負い収監されていた刑務所から脱獄、そして事故の真相を明らかにしていくエンターテインメントドラマだ。第7話では、龍神大橋の崩落事故は、下請け会社社長・若松(竹内涼真)が安価なワイヤー資材を使用して発生したことに起因するが、若松は“黒幕”から大金を受け取り“不正”に手を染めていたことが判明した。その大金を若松に渡していたのは帝和建設の常務・桑原(岩谷健司)と狩山の直属の部下・南雲(一ノ瀬颯)で、若松は同じく下請け会社を営む坂東(北大路欣也)とカネを分配し不正を行っていた。

 狩山は頼りにしていた人物たちが権力や金に屈している現状を知り憤る。一方、狩山を犠牲にして帝和建設を存続させようとした帝和建設社長・磯田(小日向文世)だったが、東京都知事・榛名(賀来千香子)から狩山の一件を受けて、龍神大橋建設をはじめとする黒鉄島プロジェクトから除外されてしまう。それぞれの立場で窮地に陥る狩山と磯田。果たして逆襲の一手はあるのだろうか。

 狩山の脱獄劇は、時間がたつとともに世間からも注目を集めるニュースとなった。事態の重大さをいち早く察知したのは帝和建設だった。磯田は狩山からの脅しにも動じず、近く起きるであろう狩山の逮捕、世間からの糾弾に備えて“自己弁護”の準備を始める。当初は狩山の担当弁護士だった秋澤(斎藤工)は完全に帝和建設サイドに鞍替えし、理論武装した資料作成を進める。優柔不断の面影はどこへやら、秋澤は結局カネで動く人間だったということか。

 第8話の多くを占めたのは狩山と玲子の自宅での再会だった。玲子はこれ以上逃亡してほしくない一心で狩山を自宅に呼び寄せる。半信半疑だった狩山だったが、逮捕前と変わらぬ我が家に入るとリラックスした様子を見せ、当たり前だった日常をかみしめているようだった。ただ、玲子は「狩山を逮捕してほしい」と「狩山には逃亡を続けて自身の潔白を証明してほしい」という2つの想いの間で揺れ動く。結局は、玲子の本望ではないかたちで狩山は逮捕されてしまったが、狩山は自宅に入った時点で警察の存在を察知していたようだ。狩山が逮捕覚悟で自宅に戻ったということは、崩落事故の真相が明らかにできる算段がすでに立っている可能性がある。そのカギがドラマタイトルの『Believe(信じる)』だ。これまでのストーリーで狩山の熱意を目の当たりにした南雲、その婚約者・本宮(山本舞香)、坂東たちが、事故の真相を話してくれると“信じている”のだろう。

 次回放送が最終話となる『Believe』。狩山は成す術もなく再び刑務所へと収監されてしまうのか。無実を証明するには、かつての仲間たちの告発を期待したいところだが、より手っ取り早い展開がある。それは、東京都知事・榛名による真相告白だ。第8話の一幕で、磯田が崩落事故の原因として狩山を挙げて責任逃れをすると、榛名は「狩山は最高の人材でした」と答えた。榛名が刑務官・林(上川隆也)に指示して狩山を脱獄させたのは、狩山の逃走を通して不正を隠す帝和建設に世間の疑惑の目を向けさせることだったのではないか。その点では確かに狩山は“最高の人材”である。そうとなれば、榛名がそこまでして帝和建設を貶めたい理由とは……。残り1話だけで回収しきれないほど伏せられた情報が散見する『Believe-君にかける橋-』はどのようなエンディングを迎えるのか楽しみだ。

■番組情報
テレビ朝日開局65周年記念 木曜ドラマ『Believe-君にかける橋-』
テレビ朝日系毎週木曜21時~
出演:木村拓哉、天海祐希、竹内涼真、斎藤工、山本舞香、一ノ瀬颯、上川隆也、小日向文世、北大路欣也 ほか
主題歌:MAN WITH A MISSION『I’ll be there』(Sony Music Labels Inc.)
脚本:井上由美子
音楽:林ゆうき
エグゼクティブプロデューサー:三輪祐見子
プロデューサー:都築歩、髙木萌実、松野千鶴子
監督:常廣丈太、樹下直美
制作協力:アズバーズ
制作著作:テレビ朝日
公式サイト:https://www.tv-asahi.co.jp/believe/

東海林かな(ドラマライター)

福岡生まれ、福岡育ちのライター。純文学小説から少年マンガまで、とにかく二次元の物語が好き。趣味は、休日にドラマを一気見して原作と実写化を比べること。感情移入がひどく、ドラマ鑑賞中は登場人物以上に怒ったり泣いたりする。

しょうじかな

最終更新:2024/06/20 09:00
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