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女性への“公開ケツバット”に便器の水の強制飲用まで……中国企業で横行する、従業員への壮絶体罰

taibatsu03.jpgケツバット中は、服を着ることを許される。オーナーの優しさ?

 6月18日、山西長治漳澤農商銀行が行った行員研修の途中、8名の行員がステージに上げられ、ケツバットを食らわされた。その動画がインターネット上に投稿されると、すぐさま拡散。8名のうち半分は女性だったが、おもちゃのようなバットを握る男は、執拗なまでに繰り返しケツを叩く。相当力を込めているようで、「ビシッ」という大きな音が会場に響く。

「新聞晨報」(6月22日付)によると、ケツバットを食らわせたのは上海市で従業員への研修代行サービスを行う企業の経営者。今回の3日間の研修費用は、28万元(約420万円)になるという。ちなみに前出のビジネスコンサルタントによると、中国にはこうした研修代行を行う企業が相次いで誕生しており、業績を上げているという。

「厳しいノルマ」という共通の背景がある2つの事件だが、問題の本質は別にあるようだ。

「権力志向の強い中国人にとって、社長や先生は絶対的な存在。上に君臨する者と下に属する者たちとの間には、明確な壁があります。日本のように友達みたいな関係というのはほとんどなく、上に立つ者は、なんらかの形で自らの権力を誇示する必要があります。その行きすぎた形が、体罰というわけです」(同)

 従わない者には鉄拳制裁ということか。中国の企業は、日本以上にブラック体質のようだ。
(文=中山介石)

最終更新:2016/07/09 16:00
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