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ドキュメンタリー映画『健さん』監督インタビュー

高倉健が淹れたコーヒーは実は美味しくなかった!? 人格者ではない“昭和のスター”の人間くさい素顔

kensan02マーティン・スコセッシ監督は高倉健と手紙を交わす仲だった。遠藤周作原作『Silence』への出演を打診していたことを打ち明ける。

■高倉健は本当は器用な俳優だった!

 米国で山あり谷ありの人生を歩んできた日比監督。そんな日比監督は高倉健の佇まいの美しさだけでなく、日本人としてのブレのなさにも魅力を感じている。その一例としてハリウッド映画『ブラック・レイン』を挙げた。

日比「松田優作さんが出演していることもあって、『ブラック・レイン』の撮影現場には何度か足を運んだんです。遠くから見ていただけで、撮影が終わってから優作さんと少し話したりはできましたけどね。完成した『ブラック・レイン』には感激して、劇場で10回は観ましたね。健さんがソバをすするシーンがあるんですが、健さんはズルズルと音を立てながら食べるんです。日本人って外国人の前では『音を立てて麺類を食べるのは恥ずかしい』と思いがちだけど、健さんは『ソバは音を立てて食べるもんだよ』と日本人のスタイルを変えなかった。ハリウッド映画だからといって、変えてしまうと日本の文化のひとつがなくなってしまうわけです。健さんは日本人のスタイルを守り、日本人はかっこいいんだということを海外にも伝えていたように思うんです」

 撮影現場の待ち時間は椅子に腰掛けることがなかったなど、高倉健の人格者としての逸話は有名だが、本作ではこれまであまり語られることのなかった意外な素顔を伝えている。東映時代の高倉健はいつも寝坊して、撮影現場に遅れて現われることが多かった。また同じく東映出身で共演する機会が多かった八名信夫は、高倉健が淹れたコーヒーを「美味しくなかった。ミルクや砂糖を入れようとすると怒られた」と打ち明ける。意外と疑り深い性格だったことも触れられる。

日比「マイケル・ムーア監督の突撃インタビューみたいなスタイルではないので、スキャンダルを暴くという狙いのものではありません。かといって健さんのことを聖人君子として語っても面白くない。健さんの意外な一面や人間くさいエピソードを盛り込んでいますが、それでも尚かつ健さんのことが好きになってしまうはずです。取材をしながら、健さんは自分が思っていた以上の高みにいた人だったんだなと感じさせられることが多々ありましたね」


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