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週刊誌スクープ大賞

眞子さま&小室圭さんが“マンハッタンで逢引き”? 「駆け落ち」の可能性は……

 さて、ポストが、巨人軍のスキャンダル40年史をやっている。

 先日、2軍の投手と捕手がカラオケ店で真っ裸で騒いでいたのを動画で撮り、SNSで知人らに公開していることが発覚したり、やはり2軍の外野手がロッカー荒らしをして逮捕されるなど、不祥事続発で、老川オーナーが引責辞任した。

 だが、ポストによれば、2軍の選手の不祥事でオーナーが辞任するのはおかしいのではないかとささやかれているという。

 実は、その辞任と同じ日に、キャプテンの坂本勇人が登録抹消された。左わき腹を痛めたということで、復帰までに1カ月はかかるそうだ。

 だが、どうやら「全裸動画」の現場に坂本もいて、バカ騒ぎが起こる前に帰っていたというのだが、「厳重注意」されていたという。

 坂本もなんらかの形で関わっていて、オーナー辞任に関連して、坂本の行動が蒸し返されないように、「避難」させたのではないか。そう見ているベテラン記者がいるそうである。

 こうした選手差別は、巨人軍の中ではずっと続いてきたと、ポストは過去の例を持ち出して難じている。

 親子2代の由緒正しい巨人ファンの私としては、そうしたことは何度かあったとは思うが、やはりレギュラー選手と2軍の選手とでは「違い」があって当然ではないかと考える。

 力の世界では、こうしたことが往々にして起こる。それを認めないで、ただ差別だと批判するのは、私には納得できない。

 17億ともいわれる借金をした桑田真澄に、巨人軍がその借金を肩代わりしたのは事実だが、桑田が巨人のエースでなかったら、そんなことをするはずはない。

 こうしたことは巨人だけに限ったことではないが、巨人はあり余るカネを使って、札束で顔をひっぱたき、有力選手を引き抜いてきたことは間違いない。

 それができなくなった結果が、現在の体たらくである。もはや巨人は球界の落ちこぼれになった。因果応報というやつであろう。

 西日本豪雨が来る7月5日の夜、「赤坂自民亭」に参加して安倍首相と酒を飲んでいた岸田政調会長、小野寺防衛大臣、その会の写真を撮ってSNSでばらまいた西村官房副長官など、けしからぬ輩ばかりである。

 治水計画などの見直しの陣頭指揮をとらなければいけない公明党の石井国交相は、カジノ法案の審議に熱心で、14日に広島県を視察した際、被災者から、「スコップ持ってきて、一軒の家でも行ってみろ! どれだけしんどいか、臭いか、酷いか」と迫られたという。

 一方、11日から外遊をして、日本から逃げ出そうとしていた安倍首相は、被災地視察の際、「股関節周囲炎」になり、「半端ない痛み」だといいながら、視察を切り上げてしまった。

 このところ、地方議員を招いた昼食会を安倍首相が頻繁にやっているのは、総裁選の対抗馬となる石破茂氏に対する意識の表れだそうだ。

 何かと自分を批判する石破氏を「許せない」と名指ししているそうだが、名指しされた石破氏は、

「一国の総理なんだから、もっとやることがあるんじゃないの。時間とかテーマを決めて徹底的にディベートするとか。石破が強いところを潰して歩くとか、つまんないことをしてどうすんだよ」

 と意気軒高に語る。そう思うのなら、さっさと総裁選に立候補すると宣言したらいいのに。

 ところで、浅利慶太さんが亡くなった。享年85。

 私が血気盛んな頃、この世の中にオレが敵わないヤツはいないと思っていた。だが、浅利さんに会って、この人だけには敵わないと思った。

 演出家としての才能や新劇をカネが稼げる巨大劇団に育て上げた手腕はよく知られている。だが、私が浅利さんが凄いと思ったのは、人心掌握術とでもいおうか、聞いている者を彼の中に引き込んでしまう魔力を持っていたことである。

 昔、女を口説く術を教えてもらったことがある。ものにしたい女とBarのカウンターに座るときは、必ず左隣に座わること。酒が入ってきたら、女の左の腿に右手を軽く起き、彼女の眼をじっとのぞき込め。

 長身のイケメンで凄腕の演出家、話はすこぶる上手い。しかも“女の園”にいた浅利さんは百発百中だったのだろう。私は何度か試したが、成功したことはない。

 政治が好きな人だった。浅利さんと2人だけで「河野洋平を総理にする会」をつくり、何度か3人で食事をした。

 だが、周りに人材を置かない人だった。できる人間は数多いたが、みな遠ざけられた。

 音楽評論家の安倍寧さんは学生時代からの親友である。ときには喧嘩して別れることがあったが、私が使者になって、仲直りさせたこともあった。仲はいいが、時としてこじれ、収拾不能になることもある。

 2014年に「劇団四季」を離れ、女優で奥さんの野村玲子さんと事務所をつくった。訃報では触れられていないが、浅利さんに「認知症」の症状が出て、四季の運営に支障が出ていると週刊誌に報じられたことがきっかけだった。

 リークしたのは、私は、安倍さんかもしれないと思っている。以前書いたが、参宮橋の浅利事務所へ稽古を見に行った時、浅利さんは私のことがわからなかった。

 ショックだったが、斑ボケだったのだろう。浅利さんは文章もうまい人だった。だが、著述集はあるが、彼が自ら書いたものは極めて少ない。

 もう一度会って、昔話をしたかった。残念です浅利さん。ありがとうございました。

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