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台湾統一地方選で“セクシー候補者”の出馬相次ぐも、軒並み落選!

ライバルの炎上を誘発した、呉佩芸氏の選挙看板

 11月24日に投開票された台湾の地方統一選挙では、蔡英文総統率いる与党・民進党が大敗する結果となった。今後、中国による圧力が強まることが懸念されるが、今回の選挙ではもうひとつ話題があった。それは、各地で出馬していた“セクシー候補者”の相次ぐ落選だ。

 台中市市議選の第7選挙区で時代力量党から出馬した呉佩芸氏(26歳)は、選挙ポスターに水着姿の写真を使用したことが話題となった。

 水泳選手でもなければグラビアタレントでもない彼女が、なぜ自身の水着写真を使用したのかは謎で、「選挙ポスターとしてふさわしくない」という批判にもさらされたが、一方で“けがの功名”もあった。現地メディア「上報」(11月25日付)などによると、同選挙区でライバルの民進党・何文海氏が呉氏のポスターを見て、「いい体をしているから、上半身を露出して胸を出すべきだ」と発言して炎上。その後、謝罪する騒ぎになっていたのだ。ただこの一件も、フタを開けてみればそれほどの追い風にならず、何氏は1万1,555票を獲得し、4位で当選。呉氏は、その何氏にわずか9票及ばず落選してしまった。

胸を強調した服装でアピールする蔡宜芳氏

 一方、高雄市市議選の第6選挙区で、無所属で出馬した蔡宜芳氏(27歳)は国立清華大学材料工程系博士課程に籍を置く才女だが、やたら胸を強調した格好をし、キャッチフレーズは「高雄に嫁ぐ」と、まるでローカルアイドルのよう。ただし、その真意は地元愛からくるものだといい、若者の流出を防ぎたいとの思いから、このキャッチフレーズを付けたという。ところがその想いは届かず、落選した。

グラドル顔負けの陳可★氏(★はくさかんむりに帝/Twitterより)

 セクシー候補者の刺客は、さらに小さな行政単位にも及ぶ。新北市中和区秀景里(※「里」は台湾の最小行政区分)の里長選に青年陽光党から出馬した陳可★氏は、Facebookのフォロワーが4万人以上の人気女性。それもそのはず、投稿する写真は、どれも露出度が高いカットばかりなのだ。陳氏の肩書は英会話学校の教師となっているが、モデルをしていた経験もあってアイドル並みの美形だ。報道によると、英語だけでなく日本語も堪能とのことだ。陳氏は中国国民党の李淙河氏との一騎打ちだったが、落選した。

 日本では、政治家の実績などないタレント議員が楽々当選する異常事態が続いているが、セクシーな水着写真などに惑わされない台湾の選挙民は、民主主義をより成熟させているといえるかもしれない。

(文=中山介石)

最終更新:2018/12/03 18:00

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