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ラッパーQueen Bインタビュー

「安い女に見られたくない」ラッパーになったゴーゴーダンサー・君島かれんの野望

文=五所純子、編集部

君島かれん

 グラマラスなボディを武器に、全国各地のクラブのステージで扇情的に踊ってきた川崎市出身のゴーゴーダンサー、君島かれん。その存在はヒップホップ界ですでに知られていたが、今年に入ってQueen Bという名義でラッパーとしてデビューし、シーンでさらに注目を集めている。「サイゾー」誌上における文筆家・五所純子の連載「ドラッグ・フェミニズム」や、音楽ライター・磯部涼が著した『ルポ 川崎』(小社刊)では壮絶な過去を吐露した彼女は、今どんな“野望”を抱えているのだろうかーー。

Queen B『#Nakami0』 

新しいことを始める最後のチャンス

ーーこれまで雑誌「サイゾー」には何度か登場していただき、いろいろと話を聞かせてもらいましたが、突然ラッパーとしてデビューしたことには驚きました。

「この2年くらい、『ラップやろうかな、どうしようかな』って考えてたんです。最近、ゴーゴーダンサーが全国ですごく増えたんですけど、メチャメチャ安っぽい子ばっかりで、誰でもできる時代というか。ステージで踊った後に、VIP席で接客する子がいたり。ウチも仕事で地方のクラブに行ったときに、『かれんちゃんってVIPに付けるんですか?』とか言われて……。『は? 普通にナメられすぎでしょ』って思いましたね。なんでステージ以外で接待しなきゃいけないのか、意味わかんない。ゴーゴーダンサーは安い存在になってるんですよ。ヒップホップとEDMでダンサーの境もないし。それで『このままだともうヤだな』と思って、じゃあ、逆にラップでビッチをディスろうって」

ーー今のゴーゴーダンサーはアイドルと似ている部分があるかもしれませんね。アイドルも最初はステージ上だけの存在だったのに、お客さんと交流するようになった。では、デビュー曲「#Nakami0」でディスっているのは、そういった“安い”女の子たち?

「そうですね。誰とでもヤっちゃうヤリマンとは、ちょっと意味が違うんですけど。で、あの曲の後、『SHUT UP BITCH』っていう安いビッチに対する曲をまた作りました」

ーー直接的なタイトルですね(笑)。

「もう、やりたいことをやっちゃおうと思って。今年、24歳になるんですけど、新しいことを始める最後のチャンスって20代前半かなと。しかも、20歳くらいの子がラップするのとはまた違う色味が出せる気がしたんです。大阪に住むようになって、わりと暇だったというのもあったし。で、楽しいこと見つけたいなと思ってやってみたら結構楽しかった、みたいな感じです」

ーー大阪といえば、今、ラッパーのJAGGLAさんと付き合っていますよね。ラップを始めたのは、彼の影響もあったんですか?

「付き合って1年数カ月くらいなんですけど、その前から知り合いのラッパーとかビートメイカーとかに『やってみない?』って言われてて。『#Nakami0』のビートを作ったJAMさん(YENTOWNのDJ JAM)にも誘ってもらってました。で、JAGGLAと付き合い始めて、彼からも『ラップしたらええのに』って言われたんで、実際にやってみようかなと思ったんです」

ーーJAGGLAさんといえば、孫GONGさんとのジャパニーズマゲニーズでは“ストーナー・ラップ”を体現していますが、そもそもスキルがものすごく高いラッパーですよね。ラップをするにあたって周囲からアドバイスはありました?

「いろんな人から、いろんな意見をもらうんですけど、マジで全員バラバラ。例えば、今一緒にやってるJAMさんだったら、『ゆっくりなビートでラフなラップがいいんじゃない?』って言ってくれてて。でも、JAGGLAは『速いビートでバキパキ早口でラップする、イケイケの曲がええんちゃう?』と。人に意見を聞くと、こうも違うんだって思ったんですけど、ウチはどうしたいのか考えたときに『じゃあ、全部やってみよう』ってなったんです」

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