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四千頭身は横浜流星よりも訴求力あり? メンズメイク時代の到来とプロモーション戦略

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SHISEIDO uno「四千頭身の宣材写真 第7世代でいちばんかっこよくしてみた」より

 お笑い芸人の四千頭身が、資生堂のメンズブランド「ウーノ」の動画広告に登場。『四千頭身の宣材写真 第7世代でいちばんかっこよくしてみた』というタイトルの動画では、男性用BBクリームやリップクリームなどで化粧を施し、かっこいい宣材写真撮影に挑戦している。

 芸人を起用するとあって、ネタ企画かと思いきや、真面目に化粧に取り組み、バッチリ決まった姿を披露する四千頭身。その垢抜けっぷりにはSNS上でも反響の声が多い様子。この広告動画について、「本気でティーン層の男の子に訴求できるのではないか」と語るのは広告代理店に務めるA氏だ。

「今、男性が化粧品モデルに起用される流れがきてるんです。最近だとSnow ManのラウールくんがDIOR、俳優の横浜流星くんがデパートコスメの有名ブランドNARS、同じく俳優の塩野瑛久くんがエレガンスコスメティックスのモデルに抜擢されてます。しかし、彼らが起用されたのは“女性向け”の商品です。今回の四千頭身は“男性向け”のメイクアイテムなので、ちょっとニュアンスが違うかもしれません。

 女性向けメイクのモデルには、いわゆる“美しい男性”が起用されてきましたが、男性向けメイクの場合は美しさより“共感性”が重視される。例えば、横浜流星くんが男性用メイク用品の広告に出ても『元からかっこいいじゃん』ってなる人は多いと思うんですよ(笑)。その点、四千頭身のビジュアルは親しみやすいし、同性からの共感を呼びやすい。特に彼らは10代からの支持が厚いので、10代のメイクに踏み出してみたい男の子たちに刺さるんじゃないかと思いますね」

 2010年代の後半から、欧米ではコスメブランドが男性モデルとタッグを組む例が多く見られるようになった。そうした流れの中で、シャネルやジバンシイなどの有名ブランドたちがこぞって化粧品の「メンズライン」を立ち上げるようになり、ついには資生堂も「メンズメイク」の領域に手を伸ばし始めている。

「昔から化粧をする男性はいました。ビジュアル系バンドという文化もありますし、ホストの方々なんかは眉を書いたり、ドーランを塗ったりしていましたしね。しかし、今いわれている『メンズメイク』というのは、一般男性も身だしなみとしてナチュラルメイクをしようといったもの。今の30代以上の男性には、ちょっと受け入れられない方もいるかもしれませんね。でも、10代20代男性はメイクへの関心もかなり高いようです。そうした新しい流れの中で、第7世代の芸人が起用されるのは自然な流れに感じます。綺麗な男の子より、友だちにいそうな彼らがメイクをすることでより共感を呼ぶでしょうしね」(同)

 第7世代芸人ならではの画期的な広告は、メンズメイクブームの勢いをさらに後押ししそうだ。

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最終更新:2020/10/16 08:00
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